自己免疫疾患

新年早々に自己免疫疾患が複数人来られ、てんてこ舞いになりました。ベーチェット病・原田病でした。

 ベーチェット病は再発と治療中断による重症例でした。フォークト・小柳・原田病は初発の患者さんが2例重なりました。何れも眼底の蛍光剤の静脈注射を行いながらの眼底写真を撮影しないといけませんので、それぞれの患者さんの希望される施設へと早々に紹介致しました。何れの患者さんも当日入院で、大量のステロイド点滴治療を開始されて居ます。ベーチェット病の患者さんは、残念ながら二次性の緑内障を併発しており、眼圧降下療法としてろ過手術を症状鎮静化してから行う予定である旨、紹介しました病院から返答を頂きました自己免疫疾患は膠原病と同じく、冬場気温が下がると免疫機能の低下が生じて教科書的な症状が発症し易い方々が多いです。しかも免疫機能を抑制してやらないと自分自身に免疫の攻撃を止めませんから、免疫抑制効果のある「ステロイド」の大量投与を余儀なくされるので、易感染状態に至ります。僅かな「風邪ひき」が重症化へのきっかけになる事も多く、日々の対処に苦労は絶えません。実際ステロイド大量投与後の併発障害としての「続発性緑内障・続発性糖尿病・続発性骨粗鬆症・帯状疱疹増悪(ヘルペスの外皮障害)・精神障害・ムーンフェイス・感染症に対する抵抗障害等」の発症が頻発します。しかも遺伝子上の問題があり、採血による抗原のチェックは欠かせませんし、血族の検査も推奨されます。同じ疾患の発生頻度が高いからです。

 当院レベルであれば、経過観察は可能ですが、入院治療は不可能です。一部「大きな病院に受診する事無く、かつ外来通院で治してく。」と疾患の重症度を丁寧に解説しても「何とか手短に治してくれ。」という返答しか出来ないヒトが居りますので、医師として人として呆れる事が在りました。耳鼻咽喉科の疾患でも入院治療を要すると説明し、紹介状を作成すると「何でも治せると聞いたから来たのに・・・」と吐き捨てるように言って帰るヒトも居られます。そもそも「何でも治せる」等と誰が言ったのでしょうか、理解に苦しみます。当院での問診に於いて、そのような無理難題を押し付けて来るヒト達は度々過去に同様の症状があり、適当に治療し自己判断で通院を止めて居られます。年を取る事と、自己修復能力の低下とは同義語であると言う事を認める、或いは理解する事が無いヒト達ですから、重症化し医療費の増大を招く原因に自分自身がなっているかも知れないとまでは考えが及ばない様です。

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