セカンド・オピニオン

 本年も残す処、あと二日診察日に成りました。先週末から「今日中に何とか診てくれ」とか「年末には治してくれ」といった様々な御無体な要求をされる依頼が後を絶ちません。

 誠に失礼ながら過去の統計で、纏まった休診期間の前に無理強いされるヒトは何とか当方が無理をして予約患者さんの合間に善意で診察してあげても、その後再受診をされないし、酷いのは予約日時に来院しない傾向が極めて強い事が明確です。統計学上「有意性が高い」結果が出ています。そのため、昨今は「あなたの都合は理解しますが、当方の都合と道理に合いかねますので、他を当たって下さい。当院では御希望に添えないと思います。」と丁重にお断わりしています。この事で、きちんと再診予約を守る患者さんに精神的側面での御負担を掛けずに通常の時間内で業務を遂行できるので、大変好評です。無理をして一発屋に無駄な労力を掛け、挙句当院の秩序を乱される覚えは御座いません。この決断は以前から課題でしたが、現在の医院では実行してから患者さん方は勿論、職員と私自身のメンタリティーにも大変有難い結果に至りつつあります。勝手に予約時間を無視して再診完治を行わなかったにも拘らず、何食わぬ顔で後日ふらっとやって来て、「以前と同じ症状が急に再発したので、診て欲しい。」と受診希望されるストレスフルなる症例がかなりいます。我々の当日の都合で受け付けるか、断るかを判断します。最近は、予約患者さんとの兼ね合いで、余裕が無い事がままあり、前述の様に御断り致しております。何か理由があり、仕方なく受診できなかった場合は適宜対応して居ります。

 事実、当院で無ければ治療出来ない筈は有りません。他院にて個人的に納得行く診察を受診して頂きたいと思いますし、それを御勧め致します。当院でも対応出来ずに適切に対処可能な施設に紹介状を作成する症例が年々増加していますし。御了承下さい。なお昨今急増して居られる症例について、今回記載致します。内科等で通院して居られ期待される治療効果が得られていないので当院に御相談にお越しになる患者さんが増えて居ります。御相談に乗る事はセカンド・オピニオンと解釈し出来るだけ受診を受け付けて居ります。しかし全く治療経過・治療薬の内容や変遷を覚えて居られない、または情報提示されない患者さんに関しては、対応不可として御断りしています。つまり当方は「眼科・耳鼻咽喉科・アレルギー科」を標榜しており、「内科・外科・小児科・産婦人科」といったメジャー系の診療は標榜して居りません。そのため、「内科・外科・小児科・産婦人科」といったメジャー系の診療における診断自体は致しません。これらの診療科目における「診断名」と「治療目的」が明確でなければ、情報不足と判断基準の欠如により命に関わる事が無いと確定して居りませんので、当院には荷が重すぎるので、受診を御断り致すのは至極当然かと思います。御理解の程、御願致します。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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