自己申告
現在、耳鼻咽喉科の患者さんが増加中ですが、ありとあらゆる治療を既に受けて居られる方が多く、難渋しています。しかも他に内科・小児科・婦人科・外科的な主たる病気があり、なかなか治療の王道を歩めない症例が多いので、苦労しています。
腎透析・心疾患(心臓バイパス手術後・心臓弁置換術後・不整脈治療中等)・脳梗塞や脳血管外科術後(くも膜下手術後・脳腫瘍術後・もやもや病術後等)は、処方内容により眼科・耳鼻科・呼吸器内科的治療薬に大きな制限が出る事が有りますので、患者さん御本人が「自分はどの様な病気でどういった治療をしているか」をきちんと把握していないと当院として対応する事は不可能です。また小児科的には、採血が出来かねますので先ずは総合病院の小児科受診を御願します。気楽に「アレルゲン検査に採血をして下さい。」と予約患者さんの受付でごった返して居る時に、思いつきでやってくるヒトにはほとほと手を焼きます。また婦人科的に治療中の御婦人、特に閉経前の患者さんと閉経に差し掛かった患者さんは婦人科的治療内容が判明しませんと何とも対応が出来かねます。一方不妊治療中の患者さんは、先ず「担当医に治療制限について、また処方禁忌の薬剤について紹介状を作成して頂いた上で、当院を御受診為さって下さい。今までの苦労が水の泡になり兼ねません。」と全症例に一律に申し上げて居ります。
かつて薬剤障害や金属アレルギー、食物アレルギーを生じた患者さんの問診には十分注意していますが、患者さん本人が能天気な場合、責任を負いかねますので、受付を丁重に御断りする事もまま在ります。同じく、「妊娠中・授乳中」の患者さんは自己申告を自己責任できちんと行う義務があると思います。先日学校関係者と名乗るヒトが、久しぶりに来院し、問診について当院職員が丁寧に尋ねた上で診察を行い、治療薬を決める直前で、「授乳中ですが、大丈夫ですか。」と言い出して混乱を来しました。職員が「御子さんを連れて居られますが、特に御本人に注意する点は御座いませんか。」と尋ねさせて居りまして、本人から「何も有りません。」と返答を受けている事を確認後、検査診察を始めて居ります。つまりこの教職関係者は、質問内容「授乳や妊娠、その他御母さんとして本人に婦人科内科的に問題は無いか。」とやんわりと尋ねている事が理解できなかったのです。私から「問診表に、きちんと授乳中と記載すべきではないか。診察中の混乱を避けるために、当院では問診を20分以上掛けて丁寧に行っている事は以前受診時にもしましたね。前回はあなたが‘授乳中’と書かれていたが、今回は記載が無いし、職員への返答で‘何も無い’と答えていたでしょ。いい加減な事をしない様に。」と注意すると、患者は「何処に授乳中と記載しろとかいて居ました。無いですよ。私教師ですが、職種がら見逃しはしませんよ。」と喚きだしました。そこで、「あなた学生にどの様な授業をしているのです。理解度、日本語の解釈が出来ない教諭に教鞭を取られるあなたの生徒は気の毒ですね。先生の常識が欠如しているのですから。あなたの御子さんも気の毒ですね。学校の先生である親に、職業に見合わない教育を今後受けるのですから。」と怒鳴り付けましたら、さっさと出て行かれました。その時受付に居た患者さん方から「御子さんが可哀そうですね。」と笑われて居ました。この様な方が増えて居り、大変手こずっています。
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