何も無い事は当たり前、何かあっては大問題

 最近、眼科・耳鼻咽喉科・アレルギー科に合併した疾患の診察依頼が増えています。特にアトピー関係は「心療内科・精神科」と「婦人科(人工授精関連)」の相談が多く、対応に難渋しています。

 アトピー体質に付随して、いずれ「心因性ストレス」に起因する「心療内科的疾患」に罹患し、更に「精神科的疾患」に至った患者さんが、多いです。同じくアトピー体質を背負いながら妊娠を希望して「婦人科受診」を継続されている患者さんが、多いです。婦人科も受診されている患者さんも、人工的に排卵を誘発する行為を行う事が多い為に、「心因性ストレス」から「心療内科」も通院されている方が多い印象です。この状況に当院が組み込まれますので、治療薬の選定には苦労します。特に「抗うつ剤(三環系抗うつ剤)」を使用されている患者さんには、眼圧の制御や視野の問題もあり、安易に点眼薬が出せません。しかし検査が十分完了出来ない場合は、十二分に注意勧告をした上で点眼処方や一部内服を処方しています。他施設での治療方針、投薬内容を見ても私ではそちらの主治医先生の御考えを十分に慮る事が出来ない場合、当院での治療を後回しにして主治医先生に治療内容と今後の治療見込みを御聞きし、当院での治療希望内容第一弾を記載し、共に相反しない様に譲り合う様に「紹介状」を作成し、患者さん御本人か付添人に手渡します。「必ず主治医先生に手渡し、出来る限り書面で御返事を頂いて下さい。頂いてからは可及的速やかに当院へ御手紙を御持ち下さい。ようやく当院でのあなた方の治療に着手出来ます。宜しく御協力下さい。」と必ず申し上げます。他科との連携は事前にきちんと方針を立てる事が絶対条件です。「元々条件が複雑だから探り探りしながら、ケース・バイ・ケースで治療に当たるしかないか。」と楽観論を展開するのは大変危険です。「何も無い事は当たり前、何かあっては大問題」というのが、現代の当たり前ですから、条件から逸れますと大問題に成ります。再現性については、「探り探り」では正統な解説が出来ないからです。

 当院での対応が不可能な場合、大学病院に御紹介するケースも有ります。すると他科の主治医の治療方針と大学病院の担当主治医との見解の相違でかなり揉める事も御座います。特に自費診療になる「不妊治療」に関しては、意見の相違が大きく、大学病院の主治医があまりにも正しい見解と治療方針を述べてしまう事で、婦人科の主治医の見解を論破してしまい、患者サイドの夫婦間に問題や不和を生じてしまい多くの関係者を巻き込んでの家族間論争になっているケースも稀に見られます。「我が子が欲しい」という気持ちは尊重されるべきですが、不妊治療は「自費診療」であり、つまりは「主治医の見解」その物です。ですから保険診療で通常の診療担当医が意見を述べた時、婦人科主治医の「誹謗中傷」になり兼ねません。その後名誉棄損による裁判に発展しかねません。ですから当院は「保険診療のみ」に拘るのです。

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