現代日本の病理

 私事ですが、明後日から学会に参りますので4日金曜日全日と5日土曜日午前診を休診と致しました。御了承下さい。

 昨今、むしろ以前から大変苦労している事がありました。近隣の運動施設の騒音です。これまで管理会社を通して何度も書面で現状報告と改善希望を訴えて居りますが、直後は改善するものの数日後は元へ戻ります。当院の患者さんは単純な眼科耳鼻咽喉科アレルギー科の方では無く、「心療内科・婦人科(不妊治療中)・内科でも膠原病やその他深刻な成人病患者(腫瘍術前後・透析や生体腎移植後・免疫障害による易感染症状態・血液学疾患・長期肺障害治療中等)」が直接或いは紹介(半数は医療施設から)で来院されて居ます。そのため聴音検査等は大変敏感で僅かな雑音(おばさん達の話し声)で、「私聞こえません。大変だ。」と動揺されては検査を度々中断する様な症例もかなり居られます。視力検査でも重症透析者では失明直前でかつ緑内障発見が遅れて視野も大きく欠損している患者さんも精神的に不安定であり、他人の悪意の無い屈託のない笑い声が長時間聞こえたりすると、「健康なおばさん連中は良いよな。何も心配ないから。俺は仕事一筋に生きて、この様だ。死にたくなる。」等と検査中口に出される事もあり、職員が大変なストレスを負う事もあります。医院受診される方は、「患者さん」であり健康に問題がある方々ですが、運動施設に来るヒトは「健康増進を図る」ための「健常者(当然障害のある方も居られますが、病気療養の必要は低いので運動に通えると考えられます。)」が対象者です。入口の位置を予め管理会社には「医院の勝手口横が聴音室です。運動施設の入口は大きく離れた所に設置されるのであれば問題ありませんが、患者さんからのクレームには重々御注意下さい。そもそもモザイクボックス3階は医療モール化すると聞き及び入店を決めたのですが、空きスペースへの誘致が失敗したからと言って当院の施設は位置は簡単には変えられません。従来聴音施設は重量があり、移動時には再度分解組み立ての為に一日以上休診を要します。御注意を。」と担当者に入店前に見取り図を提示された際に私から話しましたが、その後入口の位置が現在の様に医院の勝手口の斜め前にされてしまいました。困ったものです。

 我々は医療機関です。準拠すべき法律は「医師法・薬事法・保険法(特に当院は私の方針で、一切自費診療はしません)」です。「商法」は一切関係しません。事実、診療報酬・窓口支払いに於いて「消費税8%」は保険診療費に上乗せする事は日本国内何処にも御座いません。よって医療機関での診療行為は、「サービス業」では無い事を意味します。かたや「運動施設(トレーニングジム等)」では月額・毎回の個別使用費として請求された金額に必ず「消費税」が上乗せされます。サービス業であるからです。健康増進の意味では方向性は似ていますが、法の支配と業務実態は大きくかけ離れています。管理会社に何度も何度も書面でその点を細かく解説していますが、「どの店舗も平等な扱いをする事こそが、大切です。」といった返答が一度あったきりです。どうも施設運営者の法解釈の稚拙さが表出している問題ですが、患者さんにとっては「大問題・一大事」です。しかも施設利用者のおばさん達に注意すると、「患者なんて私に関係ない。自分が健康に成る事が大事。他人の事なんて関係ない。」と大声で反論される事が大変多いです。凄い考え方です。有る意味、「現代日本の病理」を垣間見る思いです

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