「秋のアレルギー」は何時終わるのでしょうか。

 先週から終結したと思っていた「ブタクサ花粉症」が再燃しています。鼻症状と眼症状、咳・皮膚アレルギー等様々です。

 10月下旬にもなり、体育祭・遠足・修学旅行等が終わってから発症頻度が上がる事は珍しいですが、症状は全く同じです。アレルゲン検査に於いても同様でした。印象では、御盆前後から始まる「ヨモギ・菊科(ブタクサ)花粉症」の症状よりも「鼻汁・鼻閉」が悪化しています。患者さんの自覚症状が出た翌日には「鼻汁からいきなり鼻閉が完成」したという主訴が目立ちます。やはり使用できるならばステロイドによる消炎が一番手っ取り早く患者さんのQOL(生活の質)を急回復出来る切り札です。それも短期決戦で明確な結果と治癒に今シーズン持って行けますので、合理的です。勿論副作用には厳重注意ではありますが、殆どの方は問題ありません。

 さらに「夏風邪をこじらせて治らない」という患者さんも増えています。患者さんは「夏風邪と内科で診断されて治療に1月以上通っていた。」とよくよく仰います。この際、前医で行われた検査内容を細かくおたずねしますと、「採血全般・胸部X線写真・心電図」が殆どです。稀に「呼吸診断検査」も受けて居られます。当院では二重検査に成らない様に、以前のデータをコピー等参考に致しまして、未だされて居ない検査を施行し、診断幅を増やして居ます。有難い事に「結核による肺炎」は今の処一例も出て居りませんが、「アレルギー性肺炎の慢性状態」は数例居られて直ぐに総合病院に紹介し全例入院治療されました、全員2週間以内に回復され退院されて居ますが約御一人現在も更に詳しい治療が必要であると大学病院に通院する様に紹介された方が居られました。この方の場合、当院に親戚の方が通院されて居られ、白内障とステロイドによる続発性緑内障を当院で認め継続加療中です。そもそもこの方のステロイド加療の必然性は「慢性関節リュウマチ」でした。リウマチ用適応薬剤に反応が鈍く、関節障害が著しい為消炎鎮痛の為にステロイド錠剤の内服を余儀なくされて居たのです。つまり気の毒な御親戚も無症状でしたが、「関節リウマチ予備群」であり、アレルギー性肺炎に於いて症状の一進一退を問診をそこまでしていなかったために普通の対処しか出来なかった模様です。当院から近隣の総合病院への紹介中の中に、「親戚に慢性関節リウマチの方有り。」と一文を入れて御居た事を病院の主治医先生の目に止まり、「ついでに成りますが、一度リウマチなどの膠原病の検査もしてみましょう。」という申し出の後、思いもよらぬ膠原病のリウマチ類縁疾患が見つかり、「肺炎を早々に蹴りを付け、膠原病を抑え込まないと症状の鎮静化も図れない」状態であったと総合病院の主治医からの御返事を頂戴いたしました。

 やはり気にも留めない「なんて事無い症状」を軽んじると意外な問題が爆発する事も有ります。事実私も恐ろしい程元気であった時に急性発症による入院と業務縮小を主治医連から言い渡される結果に至って居ります。その後15年以上経ち経過良好でしたが覚えて居られる方も多いと思いますが、昨年11月上旬から「多発憩室炎からの大出血」による「複数回輸血と病巣部大腸の外科的摘出」にみまわれました。主治医連はそこはノーマークでしたので、仕方ありません。丁度術後1年です。患者様方も想定される最低限の対処は、事前に行われる事を御勧めします。それにしても「秋のアレルギー」は何時終わるのでしょうか。来週の予約も埋まっています。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL