紹介も良し悪し

 昨日も祝日で休診でしたので、前々日と本日は反動で大変でした。しかも忙しく予約が満杯な時に限って、新患の発症後時間経過した症例の割り込み(!!!)希望者が増えるので、受付自体を断るのが大変でした。

 「ママ友に聞いてやって来た。子供だから診てくれ。」とか「知人に聞いてやって来た。高齢者で頻繁には出られないので、今日中に診てくれ。出来たら親族の我々も遠方に居るので、直ぐに診て欲しい。」と同じ様な言葉を言うヒトが大半です。職員からは「事前予約の患者さんで土曜日や祝日開けの日は一杯で、予約の方の合間に診察するのが無理です。本日中の診察を御希望でしたら、診察枠の空きが無いので他院を当たって下さい。院長の術後1年検診も控えており、診察時間外に及ぶ診察は院長の主治医からドクター・ストップが掛って居りますので、無理は出来かねます。」と長文を答えて貰っています。が、「医者が何で医院に来たのに診ないんだ。患者は困っているんだぞ。人でなし。お前の処の院長は、何様だ!!」等と喚かれる事も多く、診察中の患者さんにことわりを入れまして、直接受付で私が大声で叱りつけます。「私が院長の藤原です。私自身が患者で、何時死ぬか分からない。俺はきちんと予約し、複数の主治医の指導に対し従順にしている。貴様等こそ、何様だ。患者としての道義をわきまえろ。これ以上喚くならば、威力業務妨害で警察を呼ぶぞ。」と。実際「やれるもんならやってみろ。患者の権利を主張してるだけだ、どこが間違っている。」と居座る家族が居りましたので、間髪入れず、「こちら川西駅前のモザイクボックス3階の藤原医院の院長藤原です。只今当院に暴漢が居り院内で喚いて居ります。しかも複数で高齢者(子供の祖父母)2人・夫婦2人・小児1人です。当院では受付をして居らず、患者では御座いません。威力業務妨害で御願します。」と110番しました。祖父母は「まさか」という表情でしたが、夫婦は「何言ってんだ。悪いのはお前だ。・・・・」と立ち去る事もなく、延々と喚いて居り、私は診察を続け、受付は予約患者さんの対応に当たって居りました。3分程で警官が3人来られ、私が直ぐさま「被害届を書きますので、患者さんに迷惑が掛って居り大変迷惑です。随分と精神的にも肉体的にも当院職員全員とこれまで受診されていた患者様に多大なストレスをかけられています。しかもこの男性の言動は異常で、私が危害を及ぼされるかという勢いでした。彼が、‘事実と違う’等と言うのであればこちらの皆さんが証人です。皆さん、大変恐ろしい状態でしたね。尋常では無かったと私は思いました。あのままでは私が殴られても不思議は無いと思いましたが、どうでしょうか。」と申しますと、殆どの患者さんが、「そうだそうだ、この親子がしつこく大声で喚くから自分達は大迷惑。問診も聞こえないし、診察時間も遅くなる。大迷惑だ。」と仰って下さいました。そのままその患者親子4人は、当院の被害届を受けて川西警察へ移動されて事情聴取と身柄引き受け人(近隣の親戚)に引き渡される結果に至ったそうです。患者さん含め、大団円でした。

 当院の患者さんの紹介と言えば何とでもなると思って無理強いするヒトが上記の様に増えて居りますが、必ずしも紹介者に対し当医院が好感触を抱いて居るとは限らない事も御想像下さい。時に「○○さんがこちらに来られていたと思いますが、同じ様に診て欲しいんですよ。」と診察希望者が仰った時点で、私もしくは職員から「当院では○○さんは、あまり好印象は御座いません。」と一刀両断になるケースも御座いますので、悪しからず。「○○さんの紹介」が等と言わなければ印象も良かったものが、○○さんが当院にあれこれ無理強いされた為、診察希望者は同類に扱われてしまうのも仕方ありません。当院全員が身構えますし、○○さんの同類だから同じ様なトラブルに巻き込まれないようにと回避するべく受付たくないのは当然です。それでも患者さんが、当院の道理に則って対処される事がやぶさかでないと仰る場合は、全く別です。紹介も良し悪しがあります。診察の席を開ける為の、免罪符と考えるヒトは当方も直ぐに気付きますので。

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