問診は基本中の基本

 今年は先週ようやく台風1号が発生する程、気象状況が大きく変化して居り気圧変動の煽りは患者さんの「頭痛・めまい」にも大きく影響しています。

 昨年も7月に入ってからも「片頭痛・めまい・耳鳴り」の症例は多かったのですが、今年は毎日増加しています。多くは内科や脳神経外科、耳鼻咽喉科で既に1月以上投薬を受けているが「改善しない」という事で当院受診される方々です。当院受診経験がある常連患者さんも「今年は大変しんどい。」とは仰って居られますが、家族に支えられての来院は一例もありません。初診の患者さんは、そもそも電話問い合わせの段階で御家族からの依頼が殆どで、当日患者さんは御家族に伴われての来院が目立ちます。年齢としては30代から50代の女性が多いですが、重症例は若年20代から40代の男性に目立ちます。どの症例もこれまでの治療は全て正しく、不適切な治療内容は皆無ですが、患者さんの訴えに則して適宜薬剤の変更の履歴がありません。患者さんから「きちんと御薬を飲んでいますが、症状が良くなりません。」と訴えがあるものの、通り一遍の薬剤処方のみか、医師からの解説があっても「暫くしないと症状改善は難しいものです。」と言われたまま2カ月近く投薬変更が無かったりしていました。たまたま御一人手の震えが片側だけに見られ、御本人に色々問診しても御本人が「気付かなかった」という事で総合病院へ御紹介した所、「若年性脳梗塞」でした。これによる付随症状として「片頭痛・めまい・耳鳴り」が起こっていたようです。実際幼い御子さんにふざけていた差に、軽くバットで頭部を叩かれた既往が決め手でした。他にも心因性障害や環境適応障害の患者さんも居られ、その様な方々は心療内科へ紹介し、適切な投薬を当方と併用して貰う事で症錠軽減が見られています。また御家族の中にストレス源になる方が居られる場合もあり、この様な場合は、紹介状に「配偶者に問題があり得ます。」と記載し、該当する御家族と患者さんを診察に同席する様に説明し、耳鼻咽喉科と心療内科を紹介する事があります。配偶者の心因性障害、多くはヒステリーですが、の改善により患者さん本人へのストレスがいきなり軽減、場合によっては消失し、稀に1週間後には投薬終了になる症例もあります。

 元々関西医大救急救命部に赴任していた際、心療内科系の指導医が居られました。その先生の自傷行為入院患者や意識障害後の転倒打撲患者等への問診や接し方を身近に体験し、その先生から基本のみ教わった事が問診重視の基本になりました。その後京都市内で開業していた頃に京都府立医大の教授と縁あって研究の機会を得た時にたまたま教授の研究課題である漢方外来に同席する事が叶い、その外来での視認性障害の患者さんへの対応も学んだのが現在かなり意味をなして居ると感じます。全ての患者さんに有効ではありませんが、迷っている患者さんには適応してみる価値は十分あります。やはり問診は基本中の基本です。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL