花粉症の患者さん達
連休が終わり3週間になりますが、今年もこれまでと同じくこじれた春の花粉症の患者さん達が来院されます。今年はスギ花粉が予想より少なかった様ですが当院には意味がありません。
大半は「多くのヒト達が花粉症で酷い時は比較的気にならないか、軽症だが、連休前後で状況が悪化して治りにくい。」という経緯で来院されます。一部採血によるアレルゲン検査を致しますが、陽性は「スギ・ヒノキ」が飛びぬけて居ります。つまりは他人より発症の自覚や症状が希薄であるだけです。他人が治癒する頃、急速に「くしゃみ・鼻水・鼻詰り・目の痒み等」典型的な花粉症症状が発症している様です。治療は特に一般的な花粉症と何ら変わりません。ただこの時期に来院される患者さんは、翌年もどうしても初動が遅れがちであるのが問題です。確かに無症状である2月3月に治療を促しても、これまでの経験から腰を上げる様な気持にはなれません、私も良く分かります。しかし通年の経験から少なくとも2週間、出来れば1カ月発症時期の前に来院され治療を開始されるのが得策と、今回もシツコク申し上げます。何事も勉強と同じ、「予習(予防治療)が肝心」です。
しかも連休明けから風邪ひきとは無関係で「咳が止まらない・咳が出て苦しい」という訴えの患者さんが多数受診されて居ます。ほぼ全員「喘息」で、検査後大半の患者さんが「これまで言われた事が無い」と仰います。治療は一般的な「気管支炎・気管支喘息」の治療に準じますが、翌年以降の対策も考えて「今回の咳の完治後も少し追加治療をして、完全な治癒を勝ち取りましょう。」と解説して居ります。来年は無くなるのか、経過観察と統計処理が問題です。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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