花粉症と皮膚症

去年、一昨年同様、本年も4月に入ってから2月3月以上に花粉症の患者さんが増えて居ります。しかも蕁麻疹やアトピー性皮膚炎の悪化を合併している患者さんが多数見られます。

 喘息の患者さんで花粉症の全ての症状(目の痒み・くしゃみ・鼻水・鼻詰り)を訴えて来院される患者さんは、予想されていた通りでした。しかし今週になっても「花粉症が治らない」と訴えて来院される新患さんが如何に多いか、です。しかも最近様々な医院・病院への紹介を希望される「セカンド・オピニオン」希望の患者さんが多いのも特徴です。中でも花粉症に皮膚症状を合併した患者さんの「他症状の精査」希望が目立ちます。年齢に依りますが、高齢者は「肺機能・心肺機能・消化管の精査希望」が大半です。中年の患者さんでは性差があります。女性では「甲状腺疾患・更年期障害・循環器障害」に関する事が多く、男性では「成人病全般・呼吸障害・整形外科的障害」が多い傾向にあります。その状態に皮膚症状の増悪がありまして、当院での治療は常に難渋しております。消炎剤の使用が鍵になりますが、同じ属に所属する消炎剤は使えませんので、患者さんの問診と治療経過・治療薬の効能との駆け引きになります。大変医師としても日々の診療で鍛えられますが、確実な治療方針の確立にはかなり経験を要します。

 私は皮膚科の標榜をして居りませんし、今後も致しません。本当に皮膚科の診断は難しいです。知人の皮膚科医達に尋ねますと、「日常診察で診断が付かない事が殆どだよ。だから取り敢えず、ステロイド剤を処方して駄目ならば抗真菌剤を処方してみるしかないんだよ。それでも反応が駄目ならば、大学病院へ紹介する事だよ。」と驚く様な返答があります。中には日本の最高学府出身者も居りますので、大変な問題発言です。しかし実際は分からない事だらけである事を素直に認めて早々に大学病院へ紹介するだけ、良心的だとも言えます。だからこそ皮膚科専門医、しかも指導的立場にある医師の発言でもあり、皮膚症状は早く来院して、初期の内に治療開始する事が肝心であると言えます。だからこそ私は皮膚科標榜は致しません。

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