日曜診の撤退

 昨年12月から術後復帰しまして、診察自体は問題無く経過して居ります。誠に有難い次第です。しかし日曜日の調剤薬局が撤収された事で、対応が大変です。

 先週から急激な寒波に見舞われ、自律神経系障害(喘息・めまい・耳鳴り)の症例の発作が頻発して居ります。顧客さんは事態を御存じであり、土曜日までに受診されますが、日曜日に緊急で受診したいと希望される新患や大変久しぶりで再診などされたヒトは事態を御存じない為、「診るだけでも診ろ!」とゴリ押しされます。勿論小児調剤や特殊な内服外用剤以外は何とかなりますが、多くの発作的症状の治療であれば眼科以外は対応に苦慮しますし、専門家でも点滴や急遽清潔処置(手術に準ずる清潔さと制度を要する状態)になり兼ねませんので必然的に‘時間外診療所’へ紹介搬送する事になります。実際日曜日の受診者で大量のステロイド治療を要した症例は全体の30%近くであり、内服で対処不可能な症例は近隣の総合病院へ搬送しましたが、翌日専門医のいる他施設へ転送されて居ます。しかもその30%のほぼ全員が「前日の土曜日の日中には違和感や初期症状が発現していたが、放置していた。」と証言しています。今後同じ様な事態が見込めますので、当院職員と相談し、いずれ「日曜診を撤収する」事になると思います。予約の顧客様の受診対応中に、先の様な前日中に受診すれば悪化しなかったにも拘らず「何とかしろ、薬は兎も角、早く何とかしろ。」と受診を承諾する前のヒトに場所時間を占拠されますと、大変迷惑です。予約をされている患者さんは静粛で予定調和の中で淡々と診察治療が進んで行く当院の対応を好まれて来院されて居ますから、無秩序なカオス状態は好まれません。そこへ「自己中心的なヒト」がガナられますと気後れされて問診さえ支障を来し、当院のシステム事態に支障を来します。であれば顧客様には御迷惑をかけますが、敢えて「調剤薬局が日曜日に閉店した→藤原医院は日曜診撤退」を御説明を開始する様に決めました。撤退実施時期は未確定ですが、夏休みまでには確定すると思います。

 実際、昨年末でしたが家族が診察対応で気に食わないと言って診察終了時刻に旦那と名乗る人物がいきなり乱入した事がありました。その際そのヒトが言いだした事に職員全員で苦笑しました。その家族があまりにいい加減な問診表の記載しかしなくて何を希望して来院したかも分からない状態だったので、「お宅の奥さんがまともな問診を丁寧に詳しくされて居ないから対応出来なかっただけでしょ。実際診察内容は問題無く、改善した訳だから。」と申しますと何とその旦那と称するヒトが大声で「何言ぅとんじゃ、おのれ!問診やてぇ!!細かく書くんやったら細かく書いて下さいと書いとかんかい。ボケ。」と言われました。全員「こりゃ駄目だ。」と思った瞬間でした。問診は「医師が紙面や代理の職員を通しての詳細な病状・症状の説明を患者側に対し依頼する診察」ですから、何とも学が無い、非常識人だ、です。そもそも飲酒状態での乱入でしたから、その点を指摘しますとすごすごとして行きました。中にはこの様な今からでは修正の仕様が無いヒトが無理を言ってくる事が日曜日に集中して居りますので、丁度日曜診の撤退理由になるかと思います。実施する事になりましたら、日曜日のみ通院可能であった顧客様に対しては何らかの代替案を御伝えする予定です。

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