セカンドオピニオン
昨年末から暖かい日が続き、暖冬が続く中やや冬らしく寒い日も増え出して得来た昨今、風邪ひきと花粉症対策とが入り混じって居ります。しかも高齢者の成人病検査の依頼が何故か増えており、ついでに鼻症状と喘息気管支炎の治療を診てくれという依頼も増えています。
しかし大変困った事に日曜日に小児の調剤を受け付けて下さっていた、「つるや薬局」さんが諸事情により本年1月から日曜日の調剤を全面撤退されました。これは痛い。辛い。今後小児の調剤は日曜日当日は川西市内ほぼ不可能になり、当院でも治療薬の処方は困難に成る為に「点眼軟膏の一部以外の内服薬の調剤が必要とされる小児の耳鼻咽喉科・アレルギー科的対応は日曜日の外来に関しては当分の間不可能」になります。急を要しない場合は、翌日でも構いませんが、症状の関係で日曜日当日何とかしないといけない小児症例は眼科・慢性のアトピー性皮膚炎以外は受付出来ないという事です。この様な症例を抱える保護者の方々は尼崎の「時間外診療所」へ受診して下さい。電話での押し問答になりましても、「診療はしたが、調剤が出来ない。」と言う事です。ちなみに薬剤の調剤を日曜日に一人診察医である院長の私が出来る筈はありません。実際一昨日も事情を職員と私が説明しても「何で俺の子供だけ(?)診れんのじゃ。ふざけてんのか。」と5分ほどわめいて居られる父親と称するヒトが居りまして、その間診察しながら通話して居りました。最終的には「もう、ええ。」と勝手に電話を切られましたが、その直後同じ様な小児の問い合わせが数件あり、「長時間不通になっていて困った。」と言われたと受付が苦笑いをしていました。無理な物は無理です。それに日曜日に無理強い発言をされるヒト達の事情として「それまでに数日から数週間症状を放置していた挙句、症状悪化があり何とかしてくれ」という傾向が殆どです。つまりは「自分達の都合で物を言うな。」と言う事です。今後小児の調剤を要する症例について当院では、土曜日迄に受診を済ませられるように医院と御父兄との間で計画して再診を組んで行く予定です。
同じくセカンドオピニオンを求めて来院される方がこれまで通り多数居られます。普通は、大学病院や総合病院への受診に関してはほぼ「地域連携課・地域医療課」へ紹介状をFAXしてから、担当者が判断して再度当方へ予定日時の問い合わせを当院へ問い返して来られ、その後当院から患者さんへ病院の予定診察日の確認を行い、再度病院へ確認を報告します。つまり病院と患者の仲人を医院が執り行うのです。その為、ウィークデーの午後診はしておらず、先生方は手術や入院患者さんの治療検査等に当たられて居ますし、金曜日の午後から月曜日の朝までは根本的に休診状態に入ります。この間通常の診察依頼について対応は無理なので、午前診の午前11時頃までに受診されて当日の紹介状の御返事がかなりタイムリーに行えますが、当院の午後診が始まってからでは当日の対応はほぼ無理です。しかも午後5時以降の診察になりますと近隣の病院も時間外診療になり、病院勤務の専門医はほぼ対応不可ですから、当院では対応しきれない緊急を要する症例は受診自体を御遠慮する他ありません。この様な可能性を想定して、ウィークデーの午後5時以降の当院での小児耳鼻咽喉科アレルギー科的対応は眼科以外では厳しくなる旨、患者さんの御父兄に対応しています。特に金曜日の午後5時以降は翌日の土曜日曜の2連休を想定しないといけませんから、小児症例は常に危機と向かい合わせです。この様な場合は、「119番へ電話して、受診可能な小児科を先ず教えて貰う事。その後‘救急隊からの紹介ですが、・・・’とその小児科へ連絡してみる。断られる事もあるので、その後は再度119番へ、‘先程担当の方に・・・へ電話する様に指示されまして、その通りに致しましたが、・・・・が子供の受け入れを断ったんですけれでも、どうしましょうか。大変困っています。今晩乗り切る為にも何とかなりませんか。」と尋ねてみられると良いでしょう。私が救命救急センターに勤務していた時の一般開業医の午後5時以降の対応と当院での対応は特に変わりは有りません。私設の医院と社会的公的存在性を問われる病院との違いです。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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