医療機関として患者に対し毅然とした態度
本日午前診のみで今年の業務は終了しました。年末ぎりぎりまで、診察を放置して「休みに入ったから何とかしてくれ。」というヒトが今年も多く、お断りする事につまらぬ労力を割く事になりました。
「発熱・扁桃痛・頸部の腫れ・咳・鼻水・鼻詰り」等を放置している患者さんには、24日(木)以降の受診に関してなるべく他施設を受診される様に窓口で説明し、診察をやんわりとお断りしました。実際培養検査をしても結果は1週間後ですから、完全に休診中になります。大変な原因菌が培養にて発見されても、我々医療側も患者側も情報自体が入りませんので、正しい治療が成されたとは言えませんし、診察を行いますと診察を受理した医療機関である私が全ての責務を負う事になります。そのため受診希望者(その後診察しませんので受診希望者とします)は自己判断で放置して来たのですから、敢えて当院でリスクを背負ってまで診察を行う事は拒否しているのです。実際昨年までゴリ押しをしてきた患者(診察を受けてしまったので患者です)を多数診察加療しましたが、その後の再診率は極めて低く、稀に後日新患として来院しても同じ様に適当に再診など無視する事が殆どでした。この事実を教訓にして「信頼性の低い受診希望者は当方にとってロイヤリティー(信頼性)が低いと判断し、受診を断り診察依頼自体を記録しない」方法を選択するに至りました。受診患者数は大きく減りましたが、本年は私も職員も常連様やその関係者全員にとって思いの外、静粛な診察空間を作れましたので大変幸せでした。
当然「緊急の・・・」と言う場合は、当院は積極的に受け入れて居ります。元々救命救急医でしたから、当然ですが、「何となく放置し長期休診日が近づいていたので・・・」と言った世の中を舐めた風なヒトは御付き合い御免です。ヒトとしての成りたちに疑問があるヒトと信頼関係は結べませんので、こちらからお断わり致します。それでも「○○さん(実際診察等されていない当方では未確認のヒト)から聞いてやって来た。何とかしてくれ。」とゴリ押ししてくるヒトは絶えません。来年度も恐らく同じスタンスで、医療機関として患者(受診希望者が正しい)に対し毅然とした態度で接して行こうと思います。
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