「片頭痛」治療の基礎

 明日が休日ですので、本日ブログを作成しました。最近の傾向は「片頭痛」の依頼が増えている事でしょうか。かつては「疲れ目に合併して」や「めまい・耳鳴りに合併して」生じる片頭痛の治療依頼が主たる治療医項目でしたが、最近は「片頭痛単独の治療希望」症例が増えている事が気になります。

 眼精疲労やVDT作業に関連する片頭痛は筋緊張性頭痛です。しかしここで耳鼻科的な「めまい・耳鳴り・難聴」の合併であれば脳血流循環不全型の頭痛になりますので、高血圧合併か血圧障害が見られない症例かで治療方針が変わります。私は取り敢えず西洋薬で対処します。なかでも基本中の基本である「イブプロフェン」処方から開始しています。トリプタン系抗頭痛薬を処方するのは、一般的消炎鎮痛剤の効果が見られない場合に限定して居ります。不用意に薬剤の効果を初期の内から過度に引き出し過ぎると高齢化してからの処方薬剤が無くなると判断するからです。特に「ロキソニン」の氾用はどの科目でも問題に成って居り、頭痛のコントロールと引き換えに日常生活が破綻する程(酷い胃腸症状が継続し、抗胃潰瘍剤の処方がロキソニンの為に不可能になる)に悪化した症例も多数見受けられます。運動や姿勢を患者さんに指導して居りますが、安易に消炎鎮痛剤を乱用した症例ではなかなか対処出来かねます。患者さんと御相談の上、軽微な内服薬から再度遣り直して行くのが「片頭痛」治療の基礎として、対処して居ります。

 勿論脳神経系の障害を否定されている患者さんでなければ対処は厳しいです。意外と多くの患者さんにとって有効なのは、敢えて耐えられなく成る寸前まで内服を我慢してみるという訓練です。本人の精神面で逃げたい、楽になりたいといった開放感を伴う責任回避状態の回避の為に、片頭痛の内服を継続し、深みにはまっている傾向も多々見られます。そのため心療内科や精神科では不眠治療薬として「オプラセボ(嘘の薬)」を患者に処方する事で改善する事が見られます。何かにすがりたいという患者さんの気持ちが、片頭痛を自ら生み出して居る事も意外と多いようです。

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