鼻穴閉塞での口呼吸
秋のイネ・ヨモギの花粉症が発症して2週間、徐々にピークに達している様です。鼻水と鼻詰りで口呼吸になっている患者さんが目立ちます。
アレルギー性鼻炎全般ですが、鼻穴閉塞での口呼吸は仕方ない事ではありますが、やはり扁桃腺への負担・声帯(喉頭と言います)への負担、気管支の障害・肺自体への吸気伝達不全を招きますので、何一つ良い事はありません。鼻通りを早々に良くして口をパクパク開けて呼吸しないで済むように改善すると、これから急増するインフルエンザ・カゼ症候群の対策として口呼吸を行えるように準備される事が大切だと考えます。「扁桃腺肥大に対する切除術」後、免疫機能低下は科学的に証明されないと言われていますが、常に発熱・扁桃痛等に悩まされ続ける事が無ければ切除術は施行する必要は無いと考えます。事実扁桃腺はリンパ節集合体として唯一皮膚という被膜が無く組織自体が露出した状態の組織体ですから、免疫による防御システムの最前線で戦う大切な砦です。無下に切除する事は、高齢化し免疫力の低下を余儀なくされる頃に多少の薬に立つ事も期待は出来るのではと考えてみるのも良いのではないでしょうか。勿論手術の際の麻酔の際の気管送管に扁桃腺肥大が邪魔になる事はありますが、緊急事態での全身麻酔で無ければ、特に摘除去を必須とはしません。
同じく姿勢を正すという意味で、「顎を引いて」と患者さん特に子供とその父兄に訴えています。顎を胸に引きつけるという事は肘を付けられない、腹式呼吸をしないと苦しい状態を自ら作る事です。これにより姿勢は脊椎を理想的状態に保持し、視力低下を留め・口呼吸を減らし・肩の凝りや疲れ目や腰痛の改善に寄与する事に成ります。しかも脊椎を保持するインナーマッスルを静かに刺激しますので、猫背対策には打って付けな対策でもあります。当然免疫系に悪い筈はありません。大変簡便ですし、費用もかかりません。
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