ストレスとの付き合い方が大切

 昨月中旬から続く、「耳鳴り・めまい・難聴」といった「メニエール病」類似症状での来院が途絶えません。

 昨年度から季節の変わり目には上記症状での来院は目立ってはおりましたが、今年は著しい状況です。とくに予兆無しで「転倒」してしまう症例が目立ちます。脳神経検査では問題が無く、必要時頭部CTやMRIで脳神経系の障害を診て頂く為に他施設へ紹介する事もありますが、当院で先ず簡単な対応をしています。稀に初期の痴呆が発見される事も有りますが、早々に心療内科に受診して頂いており、もっぱら耳鼻咽喉科的な三半規管を中心とした障害を見つけ出して加療しています。しかし時折重大な問題が生じる事があります。それは「うつ」等の心療内科的疾患が基礎となり、心因性症状以外の症状として「耳鳴り・めまい・難聴」のメニエール病にまつわる症状が最優先で出現している患者さんが居られます。当日疑わしいと判断した患者さん方は、一様に「当院名物(一度しか来られてなくても)の詳しい問診」の御蔭で発見出来ています。生活パターンや家族との関係性、環境の問題等も答えて頂く事で、「この患者さん、耳鼻科なの」と引っかかる事が以外と多いです。つまり外界からの脅威=ストレス(英語での解釈)に起因する状態から、「耳鳴り・めまい・難聴」等の脳血管の血流障害が生じ、何らかの事象に依り急に症状が生じ急速に悪化していると感じられるのでしょう。心因性障害が強くなく当院で普通に加療による治癒が見込める患者さんの場合、実際には以前も同じ様な症状を経験していたり、極少数ですが症状を感知していたり、かつて耳鼻科や内科で数日間治療して改善していた経験を持って居られる症例が殆どです。つまり今回も問診を粘り強く聞き出す事で、切っ掛けは見出せるという事で、耳鼻科的加療で改善します。しかし心療内科が主たる疾患で有る場合、対症療法のみ最小限処方し、直ぐに紹介状を作成します。「心が悲鳴を上げている」とは患者さん自らは全く気付く事無く、日々黙々と自己克己して来られて過度に認知強く自己責任感の塊の様な努力家ばかりですから、医師としても直ぐにでも「楽」になって頂きたい、と願います。これにより御本人や周囲の関係が改善され耳鼻科的症状も改善すると見込まれます。

 実際当院受診者において、耳鼻科の患者さんの心療内科受診率は、眼科受診者の心療内科受診率と比べ倍以上の頻度である事が判明しています。感覚器官としての「耳・鼻・平衡器官」は自律神経の影響を受け易く、ストレスとの付き合い方が大切なのだと実感します。

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