小さな管理が大きな犠牲を払拭する

昨日より復活し通常診療をしておりますが、夏季休暇の間に今年は様々な問題が生じて居ります。

まだまだ暑い日が続いて居りますので、睡眠障害と寝冷えに起因する風邪ひきが原因の「鼻水・鼻詰り・咳や痰・喘息症状」を訴えて来られる患者さんが16日日曜日からひしめいて居られます。

時間外診療所や休日診療所を受診されても症状が改善せず、悪化して来たという主訴が多いです。が、元々は自己管理の不備による問題であり、エアコンの設定の問題・早期の治療着手の出遅れに起因するだけです。

もともとの当院の患者さんは私がエゲツナク厳しいので、殆ど居られませんが、多くの内科や小児科に時々通院受診されている初診の患者さんは、「風邪は直ぐ良くなるものと思っていた・・・」という前振りから診察に入られる傾向があります。

かつて新型インフルエンザが流行した初期の頃も「風邪は直ぐ良くなるものと思っていたが、何時まで経っても良くならなくて、かえって悪化しだして慌てて診察に来た。」という問診があまりに多かったという報告がされていました。その後報道で「風邪では無く新型インフルエンザである」事が発覚するや、少し咳が出たり熱っぽかったりするだけで「新型インフルザでは無いですね」とこぞって慌てふためいて受診する様になりました。自己責任型のドイツ人気質も善し悪しがありますが、他者依存性の突出した日本人のホオけた姿を反映している慌て振りです。

同じには扱えはしませんが、管理の均一性・判断の均一性をもっと個人レベルで徹底すべきと私は思います。小さな管理が大きな犠牲を払拭する。当然の日常対策です。

私は中道過激派ですが、昨今の安保法案問題に関して、「戦争反対」「平和肯定」を唱えつつも、迫りくる中国脅威論や手前勝手を強要して来る米国との不平等な同盟関係を直視しての発言かと大変憂えます。

自分が常に楽して勝てる立場は「大金持ち国家」に成るしかない訳で、資源も無く生産力も低下した過去の二番手大国に成り下がったこの国では、健康の自己管理も上記のごとく他人任せで人事です。全ての意味で未来はあるのでしょうか。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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