この夏注意すべきポイント
明日より夏季休暇に入ります。本日は朝から就業直前までドタバタでした。
休暇中に以下の点に御注意下さい。
・急な目脂・目の痛み等:流行性角結膜炎やヘルペス性角膜炎の可能性が高い。休日診療所へ受診しないと後遺症としての視力障害が数日の内に固定しかねません。
・発熱と目の痒みや目脂と喉の痛み:プール熱(咽頭結膜熱)の可能性大です。同じく休日診療所に早く受診しましょう。
・庭仕事中の電動草刈り機作動中に電動歯が石等に当たり何かが目に当たった、仕事中にサンダ―で金属を削っていて目に何かが当たった等:直ぐに休日診療所を受診しましょう。角膜に金属片が刺さっているかもしれません。直径1mm以下の鉄片異物が角膜に飛入していても翌日から目が割れるような痛みを自覚する事もあり、もし鉄片異物が眼球内に飛入してしまっていると鉄が眼球内で溶けだし眼球鉄症をきたし数日で殆ど視力を失い、更に細菌感染をゆるし眼球炎により眼球摘出を人命優先の判断下で行う事もあります。
・急に聞こえなくなった:大事件です。突発性難聴は原因に依りますが、兎に角休日診療所を直ぐに受診して下さい。通院で改善する事もありますが、多くは病院で入院して治療管理する事が多い疾患です。1週間ほど経つと難聴完成に至る可能性も大です。
・めまいが急に起こり、吐き気もあり、まともに対応出来かねる:耳鼻科の「めまい」であるか、自律神経失調(内科)以外に脳神経外科的急性病変の可能性もありますので、患者の状況によっては体を起こす事が危険かもしれませんので、救急要請を依頼する事もあります。自分で起き上がれる場合は耳鼻科の休日診療所へ先ず受診しましょう。経験が無い酷い状況であれば、119番通報が好ましいでしょう。
・扁桃腺が腫れてひどい熱が出ている:小児のプール熱(咽頭結膜熱)である事も多いですが、β連鎖球菌性咽頭扁桃腺炎であれば、夜間の高熱で入院加療が必要である事も十分考えられます。可能な限り早く休日診療所への受診を勧めます。
他にも色々救急対象の疾患はありますが、個人で判断するある程度の目安を記載しました。全てではありませんが、「もう少し待とう」とか「医者も休みだし、仕方ないか」等と能天気には構えないで子供さんを中心として御家族への対応を明確に迅速に判断される事が好ましいと考えます。この時期注意すべきポイントですが、通年性に重視しても良い内容でもあります。
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