プールにておこる耳の障害や感染症
プールが始まりだして、耳の障害が目立ちだしました。さらに目の充血を訴えての来院が増えています。
確かに「水が耳に入って聞こえ難い・気持ち悪い」という主訴は絶えませんが、「綿棒で水を吸わせていたら、手が滑って耳の奥まで綿棒がめり込みました。」という事故で来院される親子が急増する季節です。やはり綿棒の問題ですが、親が子供の耳に利き手で気楽に突っ込んでグリグリ擦っていての事故が殆どです。別の手で子供の頬骨や頭部に添え手をして、添え手に利き手を固定しつつ耳をクリクリと軽く綿棒でなぞる様に水分を吸収させて早々に作業を終えると問題ありません。同じ事がプールの後、抗生剤点眼を指したいと言う場合、親が子供に点眼する場合一番効率が良いのは子供を横にして頬骨などに添え手をして利き手を添え手に固定して点眼するだけで済みます。適当に差そうとすると、点眼の場合も固定が出来ていないので目的以外の場所に点眼が垂れてしまいます。体を起こしたままが処置に適切な姿勢ではありませんから、そこは科学的に合理的に安定した状態を皆さんで考えて試して下さい。
プールでの「咽頭結膜熱(プール熱)」は今年も既に発生してはおりますが、帰宅時の手洗い・ウガイと外出時の服と室内着の区別もきちんと行えば、そうそう感染症には見舞われないと考えます。
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