「ついで」の治療が命取り

 先日のブログの内容に準拠しますが、当院では「なんでもかんでも診てくれる」と妙な評価をされている様で、困っています。

 標榜科目は「眼科・耳鼻いんこう科・アレルギー科」で付随して「脳神経(外科)科・内科・皮膚科・婦人科・心療内科・口腔外科」についてコメントする事は常にありますが、標榜はしていません。つまり「眼科・耳鼻いんこう科・アレルギー科」で受診して貰う上で患者さん個人に付随する症状や診断内容に於いて「脳神経(外科)科・内科・皮膚科・婦人科・心療内科・口腔外科」等のコメントや一部関連する治療や紹介状作成は従来行っていますが、主たる診療内容ではありません。時に「何で診てくれんのや。」といった窓口でのゴリ押しがありますが、そもそも明らかに「足の水虫」は専門外ですし、「視力矯正と共にうつ病の薬も出して欲しい」という事は精神科の資格を持ち合わせませんので無理です。その他「ついでに」という相談はある程度受けますが、「ついで」の内容が主訴・主病名である場合は受診自体お受け出来かねます。以前記載しましたが、当院で診察を受けてしまいますと当院の責任になりますので、後日問題が生じた場合「ついで」の治療が命取りになり兼ねません。時折「先生には迷惑をかけないから、今回だけインシュリン注射を出して下さい。」という高齢の患者さんが以前居られました。この方は常に当院の通院もいい加減で緑内障の治療も全く信頼性を欠く状態でした。当然糖尿病性網膜症も管理して居りましたが、進行した白内障が邪魔をして十分眼底検査が出来ず、散瞳検査は毎回必須でしたが、「歩けなくなるから無理」といって散瞳検査は殆ど出来ませんでした。当然内科受診もハチャメチャでしたから、インシュリン注射処方の依頼は「あなたは元々信頼性の極めて低い患者です。日頃の我々との信頼性が全くありませんので、きっぱりお断りします。」と御返答しましたら、いきなり「おい、医者のくせに患者なめてんのか。」と息巻かれました。救急時代にこの様な元々筋の方とのやり取りは多少経験がありましたので、丁重にかわしましたら、その後受診されなくなりました。後日入院されたと聞きましたが、更にその後は存じません。

 当院は、私の管理出来る範囲での医療は行いますが、能力を超える、さらに本文をわきまえない医療の範疇はきっちり御遠慮致します。当然自費診療に関してのご依頼もお請けいたしません。当院は保険診療のみ取り扱い施設です。誤解のない様にお願いします。特に窓口で職員にあれこれ食い下がる方は、その後良い関係が構成できるかどうかをわきまえてご対応下さい、我々が受診をお断りしているのにある意味失礼とわきまえられる事ではないでしょうか。医院側にも言い分と判断基準がありますし、無理せず他院に受診されるのが解決策と考えます。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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