固定観念

今春の花粉症が極期に入ってから2週間経過して居りますが、やはり「喉の痛み・咳が止まらない」という呼吸症状が特徴的です。

 内科や小児科で「扁桃腺炎」や「風邪」で治療されていて、全く改善せず当院に知人から紹介されて受診される患者さんが多々居られ、「花粉症」治療と「副鼻腔炎」の治療を行う事でいきなり改善する事が殆どです。しかし既に「花粉症が完成」しており、眼症状や皮膚症状も放置されている為、本質の治療を優先し、その後患者さんの主訴を中心に付帯症状を各個撃破して行く様にしています。これまでも同じ事を延々行って来ましたが、今春程明ら様な「スギ花粉シーズン」も記憶にありません。1週間も治療していて改善しないならば、その他の発想をしてみる事も大事なのではないかと考えます。

 当院でも十分な対応が出来ているとは申しません。しかしあまりに疾患を固定観念で決め付けて治療しているのではないのか、と感ずる診断・治療が多いのが大変気がかりです。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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