困った患者さん

先週、先々週からスギ花粉症が急激に悪化しており、この週末から毎日問い合わせの電話が常に鳴っています。また直接受診する方も多いですが、たまたま受診された患者さんは大変です。

 「当院は予約の患者さんが優先です。当院でのネット・広告で予め告知しています。新患の患者さんの受付時間も診察終了時間の1時間前までの受付です。本日の予約患者さんの間に入って貰いますので、待ち時間はかなり出ます。当然診察開始時間は明言出来かねます。」とほぼ全員に申し上げる様にしています。受診希望者の中には、前述の様に既に予約の患者さんのカルテをカウンターに敷き詰めているのを目にしていても、「どれだけ待たされるんや。」とか「遠くからわざわざ来たのに、今から何処に行けばいいんだ。」とか「予約優先といっても、子供や老人は長時間待てないだろう。常識で考えろ。」等々、何ともはやゴロツキの様な「ヤカラ発言」をするヒトが必ず一日数人居ます。職員が気の毒なので、出来る限り私が直接ヤカラ達に直接、「ここの医院の方針に異論があれば、未だ受付もしていないから、さっさと出て行ってくれ。私が院長だ。私は君たちと接する事を望まない。」と申して、摘み出します。顧客さん方は検査室や診察室で、私や職員に「藤原先生、凄いですね。ああいった私達も関わりになりたくないヒト達を一喝されるんですね。」と仰います。しかし勇気ある行動であるだけでなく、顧客さんや待ち時間が出ても診てくれという当院として受け入れたい患者さん方に対し無理強いされて無駄な時間と悪い雰囲気、そしてつまらないストレスを振り撒かれて医院全体の医療レベルを低下させられたくないからです。ましてや花粉症の患者さんの減感作療法の質問等が一日数件ありますと患者さんと私の間の会話はかなり濃密な物になりますから、受付で取るに足らない遣り取りを、そういうヤカラに限って何故か大声でわめかれますと我々にとって互いの癇に障るのです。診察室で何とか苦しみから早く抜け出したいと切実な訴えをされている中、自分とその関係者の都合を並べ立てる言葉が解説を邪魔される事は当院の患者さんにとって怒りの元です。実際私が花粉症ですから、初めて花粉症であると診断されて治療法等解説されていた時、たまたま隣の診察室で常識の無い母親が子供の面倒を見ずに放置して騒いでいた際、担当の医師が「少し私の患者に聞こえる様な状態を確保してくれないか。大学病院でも節度は大事だ。」と隣の担当医と患者である母親に注意を促しに行かれました。しかしその母親は「3歳児が大人しく出来る筈が無い、この病院の医者はどれだけ偉いんだ。私の何が悪いんだ。」と喚きだしたので、早々に病院事務担当者が対応する事になっていました。隣の担当医も最初から意味不明の無理難題(実際、「子供がいるのに便宜を図るのが公共施設の義務だ、私は市会議員の妻だ、丁寧に扱え。」から始まり「どうして私がアレルギー性鼻炎にならないといけないのか」とか「直ぐに体質を変えるすべはどうしてないのか」等と常識では考えられない会話をされていました。私にも筒抜けでした。)を言われていて、「藤原君、助かったよ。正直困ってたんだ。」と礼を言われる次第でした。この様に「自分が誰よりも大事」というヒトは当院には向きませんので、受診されないのが得策です。

 先程も「他院に1か月前から毎週受診して治らない、めまいですが・・・」という電話相談がありましたが、「風邪という診断が付いた場合、抗生剤は出して欲しくない。」とか「今度は直ぐに効く薬を出して欲しい。」とか「何度も通うのはこりごりなので、出来たら一回の診察で治して欲しい。」とか7~8分訳の分からない話を職員と私にしていましたが、「どうも当院では対応しかねますので、他の医院をご自身で当たって下さい。予約診察の患者さんをお待ち頂いて対応していますが、全くご自身のお話が理解出来ませんので、この辺で切りますね。」と受話器を切った所です。しかしその様なヤカラは直後に「何で勝手に切ったんだ。こっちはわざわざ診察に行きたいと言ってるんだ。もう行くつもりは無いが、いい加減にしろ。」と喚かれて切られた様です。ちなみに40歳代の公務員女性だそうでした。受付担当の職員は、「御気の毒に。また他の医院を見つけないといけませんね。普通にしてたら院長も丁寧に診てあげていたのに。」と苦笑いを浮かべていました

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