大人の診察場
花粉症の患者さんに於いて、鼻と目の症状が鎮静化している患者さんは、アトピー性皮膚炎と乾燥性皮膚炎共に鎮静化して居ります。まさにアレルギー疾患の連動性治療効果と言えます。
当然「喘息・気管支炎」も改善して居ります。抗アレルギー剤の内服・点眼・点鼻・吸引・吸入・点耳・軟膏塗布は連動して行う事は当然です。症状の平均化、同時改善を図る事が最良と私は考えます。その為に毎回事細かに問診を行って居ります。患者さんが「何でそんな事尋ねられるの。」という事も当院職員は私の指示の下どんどん、場合によってはズケズケお尋ねします。当院の問診は「必要と想定される事を御尋ねしている」のであり、時々「世間話」と勘違いをされる患者さんが居られます。必要な内容を問診してもそれは、必要条件を尋ねているだけで、十分条件を満たしては居りません。ですので、世間話を展開され出した患者さんに対し時折私が出て参りまして、「職員が尋ねた内容に簡潔に的確に御返答下さい。次の予約の患者さんが控えて居られまして、他の患者さんに対し失礼かつ時間損失になりますので、今回の受診は御遠慮頂くことになり兼ねません。宜しいですね。」と申す事が稀にあります。大半の患者さんは「すいません」と早々に適切な御返答をして下さいますが、時に「ここはどれだけ偉いんだ」とか「お前は何様だ」とか「こっちの話は聞かないのか(孫の入学の話は花粉症とは無関係です)」等と怒鳴られるヒトが居られますが、丁寧に退散して頂いて居ります。全員、まさか退席させられるとは思って居られない様で、大変驚いて居られます。捨て台詞を吐かれる輩も居りますが、大変当院にとって有効な事として、同時刻に居合わせた患者さんへの婉曲的指導・当院のポリシー解説に大変労せずに利用できるので、有難い話です。この様な状況に居合わせた患者さんは診察時に「先生もはっきり仰いますね。」と大半の方が尋ねられますが、私は「当院は謂わば‘大人の診察場’を目指しております。不適切なヒトは排除致したく存じます。」とお答えしています。患者さんは「という事は私はその‘大人’と認めて貰っていると思って良いのでしょうか。」と必ず尋ねられますので、「はい。仰る通りです。今後とも宜しく御願致します。」と私は頭を垂れて御返答申し上げます。患者さんは笑みを浮かべて御帰りになります。
話が脱線しましたが、アレルギーはその患者さんの身体的対症療法だけでは不完全です。私は精神的対症療法、時にかなり立ち入った御話(問診)を行い「これまで受けて来た疎外感・孤独感、はては自己の不運への恨み辛み」等をキュア(手当)する事もあります。そのため当院は「予約優先」です。「早くしろ、時間が無い」とか「何時まで待つんだ。」とか「予約のヒトに我慢して貰って私を先に診て貰って」等と事前連絡問い合わせなくいきなり窓口でゴリ押ししてくる輩に対しては、上記の様に私が診察を中断し毅然と対応しています。アレルギーは謂わば、「心療内科の一部」です。手当を心に必要として居りますので、輩とは関係したくはありません。宜しく御了承下さい。花粉症が深まり出しますと、輩が急増しますが、当院は予め「診察枠制限」が御座いますので、来院されましても診察出来ない事は多々あります。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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