インフルエンザ

当院もインフルエンザ感染者の受診が絶えません。本来「発熱外来は不可」ですが、多くの患者さんやその父兄から「内科での診察で治療してくれなかった」とか「インフルエンザの治療を受けて5日以上経つが治らないので、頼ってやって来た」という訴えが殆どです。

 確かにインフルエンザ・ウイルスにかかった(罹患状態)としても発熱が未だ見られない場合、内科・小児科ではインフルエンザ・チェッカーでの判定が「陰性」になる可能性が高いので初診では「暫く様子を見て、発熱や関節痛等の症状が現れたら来院して下さい」と指導だけ受けて返されたという事が多い様です。またインフルエンザ陽性で治療薬を処方されたが、問題となる「5日経過」しても改善せず、「咳が止まらない(一番多い)・熱が治まらない・手足の関節痛が治らない・微熱と全身倦怠が続く等」の主たる症状の消失が見られないで困って来院される事も多いです。何れも当院では通常の対症療法しか行ってはいませんが、個々人の主症状(主訴)に中心をおいて治療薬を処方するようにしています。確かに抗インフルエンザ薬と非ステロイド系消炎剤を併用しますと「ライ症候群」という副作用を生じる事もあり、要注意です。しかし抗インフルエンザ薬を投与されたか、未だかを確認し、投与された場合「何という薬剤をどの様に処方されたか」を問診で確認すると患者さんへの治療法は開けて来ると思います。効果が低い症状に適切な治療薬を投与し、副作用について解説し、注意深く経過を観察すると比較的速やかに治癒して行くと考えます。

 かかってしまってからは仕方ないですが、患者さんの御家族や周囲の皆さんへの対応も大事で、患者さん御本人と関係者一同、「手洗い・うがい・マスク着用」は全員で行うべきと考えます。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL