アレルギー体質の患者さん

昨年末からの気温はどうなるのでしょうか。なかなか温度差が大きく、気圧変動も大きいので、アトピー性皮膚炎も悪化しています。

 以前からもそうでしたが、アレルギー体質の患者さんは、僅か数時間でいきなり「発赤・掻痒・乾燥(ドライスキン)」が重症化することが多い季節です。梅雨時も大変ですが、冬は気圧変動と湿度の変化に敏感な肌は翻弄されます。何より「「乾燥対策」をくまなく、毎日入浴後時間をかけて丁寧に行う事が最善の策です。しかも予防対策がアトピー性皮膚炎に限らず、多くのドライスキンの初歩治療であり最大の防御でもあります。当院では敢えて軟膏を混合処方せずに患者さんにチューブのままで処方致します。診察時に塗布の方法をそれぞれの軟膏に対し解説して居りますが、ある程度患者さんが「軟膏治療に馴染み出して、かつ正しくきちんと治療が出来ていると確定」した場合には、ある程度塗布方法に自己裁量を認めて居ります。「この軟膏はこの部位には一日何回までたっぷり塗布して下さい。しかしその軟膏はよほど痒くない限りどの部分にこの回数までしか塗らない様にして下さい。それもうっすらとなでる様に塗布して下さい、塗り込み過ぎない事。それでも痒くてたまらない場合、赤く腫れて痛みがある場合、この内服薬を内服して下さい。」等と解説しています。しかし残念な事に、アトピー性皮膚炎は治療効果も急に変化を来す事があり、追加したり、一部変更したりとこの時期は大変です。勿論基本となる治療薬は後日また使用しますので、捨てる事はありません。むしろ頓服として使う治療薬の工夫に苦労します。

 アトピー性皮膚炎や蕁麻疹は長年の付き合いになります。過去の成功体験を基本にして色々と状況に合わせて最小限の高度の薬剤で「症状の軽減」を図る様に心がけています。しかし「発赤・掻痒」が長期にわたる場合、どうしてもステロイドの強度は増さざるを得ません。持論ですが、「症状を我慢させ過ぎて、仕事に勉強にならず。それなら患者さんと約束を交わして、兎に角眼前の苦しみからの回避だけでも行う事は決して惨めな事ではないし、医師の仕事として二流とは思いません。ヒトは食えてナンボです。」と思います。事実先週ようやく散髪と髭剃りができましたが、昨年末から2カ月金属アレルギーの為、髭剃りを我慢しながら、強めのステロイド軟膏を髭周りの皮膚に毎日丁寧に塗布し、ようやく剃れました。多くのアトピー性皮膚炎患者を代表して申します。「皮膚科の医師は、ステロイドを否定するだけでなく、患者の実像に合う対処を根気よく行うべきである。患者は苦痛を除去し、患者に寄り添ってくれる医師を常に探して居るのです。」と患者である私が言いたいです。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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