当院のポリシー
受験生にとっていよいよ正念場になって参りましたが、この時期に時折「最近視力が低下して居り、コンタクトレンズを処方して欲しい」と依頼して来る受験生の親が居ります。しかもその大半が「眼鏡をかけた事が無い」症例です。
この時期に「眼鏡処方」事態が時間が掛り、作成した眼鏡に実生活で慣れる事に時間が掛るので、塾や予備校の授業で視力の問題が無ければ、私は「受験後、時間をかけて丁寧に眼鏡合わせをしませんか。作った眼鏡が合って居るとは限りませんので、作成して終了では無く、作成後の確認やアフターケアが大変な負担になりますよ。」と説明して居ります。さらにコンタクトレンズ作成を気楽に依頼して来る患者と父兄は、「コンタクト使用による角膜障害の可能性」を想定していませんし、視力矯正をコンタクトレンズに委ねた場合の角膜障害等でのコンタクトレンズ使用禁止と治療通院の時間ロスを想定されていません。事あるごとに私は「コンタクトレンズを使いたいならば、先ずは眼鏡作成と眼鏡による視力矯正の確立を行う事は必要最小条件だ」という立場を貫いて居りますので、眼鏡処方が出来ていない症例に対しては根本的には、「残念ながら当院では、眼鏡処方が必須条件ですので、コンタクトレンズ作成の条件を当院のポリシーとして成立して居りませんので、受診自体を本来お受け出来かねます。」と受付で説明をし、父兄の無理強いや時には罵声には屈して居りません。処方してしまいますと、「あの子は良くて、うちの子はどうして駄目なの。」とトラブルにならない様に計らって居ります。
知人の弁護士にも、「君ももう少し柔軟にしても問題無いのではないかね。個人が自己責任で使いたいと言って居る訳だろう。医学的問題が無ければ、柔軟に対処しても構わないのではないかね。」とたしなめられる事が多いです。しかし一度許してしまうと歯止めが利かなくなると考えるので、受診自体を回避して居りますし、今後も変えるつもりはありません。先日の「インフルエンザの受け入れ」と同じで、科学的根拠のない受け入れと拒否は単なる院長である私の好き嫌いだけで決めて良いとは思いませんのです。如何なものでしょうか。
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