ドライアイ
寒気による乾燥により、喉症状が多いのは当然ですが、急に「ドライアイ症状が出現した」という訴えが目立ちます。
大半の患者さんは涙液検査で、元々「涙液分泌不全(涙液減少症)」ですが、これと言って問題が無かったのでしょう。その為何十年とソフトコンタクトレンズを長時間無理な使用をしてきても「買い変えの時以外、眼科医を受診する事がなかった。何も無かったから。」と仰る方が殆どです。年齢との相関は明確ではないのですが、最近数年の秋から春にかけての「眼球表面の乾燥感の悪化」は顕著である様です。また当院への「ドライアイ診察・治療」の要望も急増して居り、毎日涙液検査を行っております。治療は「ヒアルロンサン」の点眼や炎症軽減の為の点眼を主としますが、むしろ「ドライマウス」合併型の症例が急激に増えており、当院での問診で御本人も初めて気付かれる事が大変多い様です。合併症として先に書きました、「喉の症状(喉の痛み・つっかえ感・腫れてだるく重い感じ等)」を主とし、副鼻腔炎・扁桃炎・気管支炎・咽頭炎・喉頭炎・虫歯・顎関節症・睡眠時無呼吸症・睡眠障害・胃潰瘍・中耳炎・肺炎初期状態・心因性障害や心療内科的疾患をきたして居る方々が多く、専門医に直ぐに紹介する症例も多々見られます。
実家が歯科医でしたので、古くから父が「口が乾燥しているのは色々と問題が起きて来るから、注意して。」と私達家族にも患者さん方にも指導していましたが、医師になった私が目の乾燥から耳鼻咽喉科から心療内科まで大きく診察範囲を広げる様に成るのは予想外でした。当然受診される患者さんは一層「馬鹿な」という表情を呈されて至極当然と思います。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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