慢性疲労症候群

先日も記載しました「気象変動性障害」ですが、眼科的に意外と除外しないといけない症例も御座いましたので、本日記載します。

 パソコン・携帯端末の類(携帯電話一般・ゲーム端末等)・近見状況を余儀なくされる業務・作業等を日常的に行うヒトで、頭痛・眼痛・めまい・耳鳴り・全身倦怠感・微熱・呼吸障害(多発する咳・深呼吸が出来ない・喉の痛みや不快感等)がある場合で、鼻症状やアレルギー性結膜炎・喘息症状や自律神経失調症状(めまい・耳鳴り・起立性低血圧・消化器症状:下痢と便秘・悪心や嘔吐等)を合併している場合、時に「慢性疲労症候群」を想定する必要があります。かつて京都府立医科大学大学院で研究をしていた頃、この疾患に関する研究もして居りましたし、実際の患者さんにも接して居りました。心療内科や精神科で諸々の治療を既に受けて居られながら、症状の改善・解決の糸口が掴めないため、担当教授の関連医療施設にて精査されて居りました。ネットでも検索できますが、診断基準を満たす症例は必ずしも多くは無いのでなかなか確定診断が付き辛い事が多々あります。この際、可能であれば是までの治療を一時完全中止し、本来の症状・状態を確認精査すると発見率が上がる事もあります。先日のブログではその様な方がたまたま当院でも発見されたのです。内科や耳鼻咽喉科で処方されていた「不安神経症」の薬剤を中止して貰った事で、診断基準を満たした患者さんが居られました。早々に専門医に紹介して居ります。

 当院でも対症療法を行い兼ねませんでしたし、それも当然であったと推察します。既に暫く、或いは一年以上処方され続けて来た薬剤が様々な疾患の発見、正しい診断を判定し辛くしている事がありますので、やはり患者さんに於かれましては「御薬手帳」か「薬剤処方の情報」は必ず御持参される事が何より肝心と考えます。「慢性疲労症候群」は大変稀です(私は日本疲労学会の会員ですが、この患者さんの単純な問診だけであれば、眼精疲労と眼鏡処方の問題で終了していたと思います。学会に入会し、担当教授に師事していて本当に良かったと実感しています。感謝。)

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