眼科手術の御紹介先

 当院開設後4年になりますが、この間白内障手術を紹介で完了された患者さんが急増しています。

 実際白内障手術を躊躇していた患者さんが手術を決断された場合が一番多く、当院受診にて白内障が判明しその後手術に至った症例が次に来ます。私が手術を行わなくなって10年以上経過しますが、白内障・緑内障・網膜剥離等の眼科手術を患者さんと御家族の希望により適宜紹介する医院・病院を選択しています。紹介先は様々で大学病院時代の知人や紹介歴のある施設に御願しています。これは全ての治療にまつわる事ですが、「自分の家族・親類縁者に対し使用する予定の無い薬剤や手術は縁の無い患者さんに決して行わない、施さない。」が私の信条です。よって内服・点眼・点鼻・軟膏は自分が使っている薬剤や親族や知人にも使った経験のある薬剤を処方して居り、新薬を販売直後から処方する事は稀です。どちらかと言うと使い古されて今ではあまり処方されなくなった薬剤を処方する事も多く、患者さんの中には「これで効くんですか。見かけませんね。」と言われる事も多々あります。手術に至ってはなおさらです。手術は施術後、以前の状態には戻せません、これを「不可逆」と言います。ですから確実に行う予定の手術内容を確実にかつ無難に完了して下さるであろう施設・術者に依頼する事が必要条件です。御紹介している施設・先生方は何れ劣らぬ名医ではありますが、これまでの経歴・実績や執筆物(主には学術論文)と専門分野別に御紹介しています。大阪大学と出身の先生方、京都大学と出身の先生方が主体に成ります。また斜視弱視等はほぼ兵庫医科大学に御願して居ります。さらに耳鼻科・皮膚科・アレルギー科や内分泌科、婦人科・泌尿器科・脳外科・内科全般も同じく眼科関係の紹介先の病院や近隣の専門医に紹介状を作成しています。なるべく患者さんの移動時間や手間を取らせない様には配慮しています。

 しかし場合によっては、甲状腺は隈病院(兵庫県や近畿一円だけでなく日本全国レベルでトップ)を御紹介し、心臓血管系に関しては循環器病センターを御紹介する事もあります。一方成人病センターで眼科疾患としての糖尿病性網膜症と糖尿病、合併する高血圧と脂質障害を同じ施設の別の科にそれぞれ御紹介する事もあります。この場合、先ず患者さんの御希望を御尋ねして、適宜御紹介先を吟味しての結果です。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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