夏季休暇後の傾向
夏季休暇後の傾向として「耳鳴り・めまい・難聴」と「視力矯正と眼鏡処方希望」に続き、「扁桃腺の痛み・発熱」が目立ちます。
その多くは当院の「夏季休暇(或いは世に言う‘御盆休み’)」の前から「発熱・喉の痛み・喉の違和感」を自覚しながらも放置されていたか、内科等を受診したがその後放置して居られました。特に他医院受診例は、「内服中は幾分症状が軽減したものの、内服がきれると元の状態に戻り、症状が悪化して当院来院」という状況が殆どでした。大半は「風邪症候群に伴う扁桃腺炎・咽頭炎」でしたが、「溶連菌感染性扁桃腺炎・咽頭炎」も混在し、殆どの症例が抗生剤を要する状態です。症状は急速に軽減しますが、完治しない状態で放置されて居ましたので、きちんと再診し治癒宣言に至るまで通院受診する事をお勧めしています。
中でも注意すべき点は、先に処方されていた内服が奏功しており「溶連菌感染」の検査をしていないままある程度症状が軽減していた症例では、他院を後日受診しても「扁桃腺炎症状」がある程度改善して居り「やや扁桃腺が強めに腫れていますね(または‘かなり赤いですね‘)」と言われて同じ薬剤処方か少し強めの抗生剤を含んだ処方を行なわれた為に症状が軽減してしまい、かえって完治させるタイミングがズレてしまう症例が多々見られています。診断が十分確定していない場合は、薬剤が無くなったら早々に再診すれば、「溶連菌感染」の確定に迫れると考えます。患者さんも自分で「治ったりぶり返したりを繰り返すのは変だ」と気付くべきでもあります。そういう観点で、疑わしい方々は再検討為さってみては如何でしょうか。
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