たかが眼鏡、されど眼鏡

最近は夏季休暇前に処方しました「眼鏡」の作成後の視力確認・作成眼鏡のデータ確認に受診される患者さんが多いです。

 作成後2週間後を目安として作成眼鏡が正しく創られているかの確認と当方からの処方箋が正解かを確認していますが、なかなか上手く行きません。学童の眼鏡は成長に追い付けず変化が激しいのは当然ですが、最近はパソコン中心のオペレーター業務を長時間行う大人の視力変動が止まらない事が問題です。当院での眼鏡作成を再度変更しないといけない症例の大半が「学童学生」と「パソコン作業従事者・パソコン使用頻度の高いヒト」です。かつての「運転業務」従事者の視力矯正問題は当院では少数です。しかも大型車両の免許更新は特殊な視力表での視力検査が必要ですから、当院ではもっぱら「普通乗用車免許・自動二輪免許」の視力確認とそれに対応しての眼鏡作成を行います。そのための眼鏡作成は目的が明確なので作成後の問題は少ないのです。

 一方作成された眼鏡の問題ですが、毎回枚挙に暇がありません。何より酷い物は「左右の眼鏡の度数間違い」です。次に「瞳孔間距離の作成ミス」と「遠近両用眼鏡の縦方向へのレンズサイズが小さ過ぎて近見の体を成さない眼鏡フレームの選択ミス」が多いです。何れも眼鏡店側の問題ですので、当院でなるべく少しでも多くの問題点を見つけだして処方箋に反映するようにし、私自ら「・・・を再度確認。再作を御願します。藤原拝」と自筆して新たな眼鏡処方箋を発行しています。時折眼鏡販売店から「自分達の作成メガネは正しい。そちら(当院)のレンズメーターが型遅れで間違って居ないか」とか「患者さんの希望通り作成したが、その際そちらの処方箋と患者当日の希望が違っていたのでこちら(店舗側)の考えで作成した。それは仕方ない(しかし当方で発行した眼鏡処方箋は患者さん=顧客へ返却せず、店舗側で保管してしまっている。これは処方箋通りの作成を行った事を意味する。それ以外のデータで眼鏡を作成した場合、提出された処方箋は顧客=患者に返却する事が常識であり、問題行動である)、こちらが自腹で再作成する謂れが無い」と電話をしてくるTVで全国ネットで見られる有名メガネチェーン店が居ます。御用心下さい。彼等の実情です。実際4年制大学卒後就職した職員が数カ月の研修で、丸3年掛けて就業していた検眼士と同じ土俵の上で「めがね屋のプロ」として顧客対応・眼鏡作成をしているのですから、同水準で扱う事がそもそも問題です。

 当院の患者さんの多くに新たな眼鏡処方を行っただけで、長年の進退問題が軽減、中には消失した方も多いです。「たかが眼鏡、されど眼鏡」で、不適切な物品(眼鏡とは適切な視力矯正用具を指すので、あってない眼鏡はモノです)により健康阻害に至る事は想像に難くないと思います。皆さん手軽で身近である物ほど、要注意であり、適宜顧みる位の慎重さを有すると考えます。実際信頼されていた全世界的外食産業のチキン製品が大問題であった事、「有名だから大手だから信用していた」という子供を連れた母親がTVインタビューで答えていた姿を見て、「眼鏡も同じだろ」と私は思います。こんな価格で確実に安全を担保できるのかです。可能なのは科学的根拠が無い「安心」のみの担保です、単に自分が気持ちの上で安全かも・・という気分を良くしているだけです。

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