秋の花粉症対策

夏季休暇明けと言うのに、今年も「秋の花粉症対策」希望患者さんの来院の時期になりました。今年は昨年一昨年以上に受診時期が早まって居ります。

 ヨモギ・キク科(ブタクサ含め)とイネ科のアレルギーのある患者さんは春の「スギ・ヒノキの花粉症」に比較しマイナー気味ですが、その実皮膚症状や喉症状が強い患者さんも多く、なかなか悪化してからでは内服のステロイド投与を要する事もあり、やはり「先手必勝」です。対策自体はどの花粉症も処方内容に大差はありませんが、抗アレルギー剤や局所ステロイド(点眼・吸引・軟膏も含める)剤の使用方法と容量は個個人でかなり変わります。個人の症状とその季節の行事等で大きく対策を代えているのです。その点会社員は学生や子育て中のママさんに比べて一年の変化は少なめなので通年性アレルギー対策に落ち着きます。学生や小児は年中行事があり、3月以降は症状への対策のみで処方内容の増減を図り、ゴールデン・ウィーク前後のその年のヒノキ花粉症のフェード・アウトに持って行きます。秋口は学校行事と中間テストが近接して居り、意外と再診のタイミングに余裕がありません。そのため患者さんによってはやや過剰な治療内容になる事があります。これに気を良くして「直ぐ良くなる」と勘違いする親子がまま居られ、さらにその様な親子の多くが能天気にも「良くなったから治った。再診は要らない」とフェード・アウトに持ち込まないので、時々大変です。事実中間と期末との期間が開いて居り再診と治癒確定宣言まで十分な時間的余裕が見込めるにも拘らず、強引に治療終了を個人で行われるので、翌年その「付け」を支払わされる患者が多いので困ったものです。

 2月3月は受験シーズンですから、予想以上に再診をきちんとされる患者さんと御父兄が多いのでスギ花粉症への対策は合理的かつ安全に進みます。しかも受験後苦しい中でのアレルギー対策の同時制圧体験が賢明な親子の間で話題となり、次の春先に慎重を期す事に成りしかも対策知識と先んじた着手時期により治療内容が軽減し、治療薬や治療法が減量出来る事になります。その為3年後の受験や就職活動に更に減量と先んじる事が出来、多くの意味内容でライバル達を一歩以上リード出来る環境を掌握できるのです。これは細菌ウイルス学を学んで来た私からすると当然の発想・行動ですが、自分の医院で実践し結果が出ている事には大変満足です。その点秋の花粉症は実利的効果が判定し難い事が、好ましい治療定着に結び付かないのかも知れません。ヒトは御尻に火が付かないと分からないのでしょう。

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