小児の視力矯正問題

 夏休みに入り、お盆休みを控え多くの親子の受診が増えており、7月初旬から金土日曜日の予約枠が全く無くなっています。失礼ながらウィークデーならば余裕がありますので、可能であればウィークデーのご予約を御勧めします。

 親子で眼鏡を作成した患者さん達や大学病院の斜視弱視外来へ紹介した後のお返事を持参されて来院される患者さんが多くを占めています。最近に始まった事では無いですが、小児の視力矯正問題は増加し続けています。特に3歳児検診後のたまたま他の治療で来院し、御父兄の視力問題の遺伝は無いのかという質問をされる中、裸眼視力が1.0を切っているお子さんが大勢発見され出しています。小学校就学までに裸眼視力が1.0はおろか0.1位になっても御父兄は「知らなかった」「気が付かなかった」と返答され、特に事態の重要度が分からなかった父兄がようやく理解した際には大抵「うそー、本当なん」と叫ばれています。先ずは乳児の頃から玩具としてスマートフォンを父兄が手渡している事、保育園・幼稚園児も携帯ゲーム機やスマートフォンでゲームを延々行っている事、小学生低学年は更に徹底して居り「ゲームは止めろと言ってるのに聞かないんです」と父兄が嘆く事が殆どです。勿論携帯ゲームが悪いとは思いませんが、自我が確立していない小児に携帯端末を与えてしまうと動物への「条件付け」と等しく、熱中し父兄の制止を聞かなくなる事は想像に難くない事でしょう。私達も小学生の頃、「ドリフターズ」や「コント55号」のナンセンスお笑い番組を親の制止を聞かず必死の形相で見ていました。浪人の際も定食屋さんで時間が合えば「オレタチひょうきん族」を見る事も在りました。ですから50歳を過ぎた今も大変重症なTVオタクです。大半の知識をTVから得ていますし、NETが嫌いな私はNHKを通して様々な知識や経験、学習も毎日得ています。しかしゲームは全く致しません。幼少時、遠視性乱視の外斜位で重度の眼精疲労と眼痛・頭痛・めまい・耳鳴りと闘っていたので、当時流行していた「インベーダー・ゲーム」も症状が酷くなるだけで楽しくないので殆ど行わなかったのです。この為世間で様々なゲームが流行っても全く関心がなく、そのため20代後半になりようやく視力矯正での辛い症状が改善したのです。TVフリークだけで止まったのは不幸中の幸いだったのかも知れません。それでも視力矯正の急速な悪化は体験していません。やはり幼少時の焦点距離の間違い・問題、父兄の教育、そもそもの「問題となるモノを与えない様に気を配る」という事が上手く行われていない事が、今日の小児視力障害の根源かと推察します。

 確かに子供同士のコミュニケーション・ツールとして携帯ゲーム端末やスマートフォンを止むを得ず買い与えざるを得ないと仰る父兄が大勢いらっしゃいますが、それは言い訳です。自分の子供をどの様に育てるかは、父兄の責任であり義務ですから、世間がどうこうという事を盾に言い訳しているに過ぎません。親権は父兄にしかありませんから。

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