老人さん達
先日積極的に三大疾患と対峙する高齢者の気高い姿を称賛しました。本日は逆に大変残念で、恥ずかしい現代の日本の高齢者について記載します。
問診で直ぐに判明します。問診表に全く何も記載しない高齢者です。この様な老人(高齢者という呼称は前述の高貴な方々に対し誠に失礼ですので、‘老人’と致します)どもは、全てが他人任せです。当院の職員が横について問診表に{赤ボールペン}で細かく質問し記載さされます。しかも様々な医療機関に受診・通院していても「診断名は知らない」し、「治療薬の名前・内容が分かる薬剤情報やお薬手帳を持っていないし、直ぐ捨てている」という感じです。そう言った老人の中に「バイアスピリン・ワーファリン」と言った抗血栓療法剤使用の事実や、前立腺肥大・喘息治療中の事実や緑内障の治療薬を点眼している事実を一言も報告せず、職員の問診をかいくぐり私が尋ねて何とか判明する老人達が居ます。
当院での呼吸障害の治療や検査薬剤で障害(発作)を生じ得る可能性が有る事を全く知らないのです。受診している医院でも聞かされていない事が何よりも問題ではありますが、患者個人が個人情報の管理をする事は常識ですから主治医を責める事は厳しいです。「医者が色々薬を出すから、仕方なく飲んでいて、何時に診察に来いと言われるから診察に行ってるだけだ。」という発言を例外なく恥ずかしげも無く口走って居り、自分が治療を行う努力をせず、疾患と対峙する事を避ける老人達。そういう老人達に限って「昔は良かった」とか「今の日本は自分達が焼け野原から復興したんだ(実際携わった戦中戦後派は70台以上であり65歳ではあり得ませんが)」等という発言を平然と口にする事も多々あります。私は時折あまりにいい加減な老人が自分の事を棚に上げて世を論じ出した際に医師と言う立場とは別にこの様に申します、「そういう当人が古き良き日本の精神性を破壊し、間違った自由と資本主義を日本に撒き散らし、そのくせ戦勝国アメリカに媚び諂う弱腰対応しかしてこなかった皺寄せが暗黒の20年を生んだんだ。実際あんたたちの子供が強欲を実践しバブル経済で大きく日本を潰し、その子供あんた達の孫が学級崩壊と無秩序世代に成り下がり、バブル崩壊の直撃を喰らい非正規労働者やニートに成り下がってはいないのか。孫をあんた達の生きてる間に救ってやればどう。」と。以外にも反論される事はありませんし、苦情も在りません。それどころか改心されて治療をまともにされる高齢者に変身される老人も居られます。
私は診察に於いて科学を行いますので、私情は挟まない様にしますが、症例によっては「無駄な時間を喰う事に成り、自らにつまらぬストレスに成りかねない」と判断した症例に対しては「適切な発言」も心掛けています。実際この様な状況を好まれて来院され、知人をご紹介して頂いている事も多く、この様なスタンスは変えようとは思いません。
老人さん達は今後自分の治療や保険診療をどうしたいのでしょうか。より良く生きたいのであれば、高齢者医療の充実を国家ぐるみで考えるべきでしょうが、理由はどうであれ投げやり人事の様ないい加減な症例(老人)に対し若年者も青年も毅然とした態度で「ふざけるな。」とNOを投げつけて良いのではないのでしょうか。私は自称「過激な無派閥」ですが、積極的な高齢者の真摯な生き様を毎日目の当たりにしていますと、時折大変口惜しく感じます。大げさに言えば、「この国は駄目だろう」です。
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