健康診断

今回は学校健診について少しお話し致します。同じく企業健診にも繋がります。

 私も企業健診のアルバイトを度々行った事があります。暫くして日本医師会認定産業医になりまして、その立場から「健康診断」を見つめてみますと時々「もう少し時間を掛けて対応しても良いのではないか」という印象を受けます。つまり検査の進め方に於いて時間的制約の中で「舌診・聴診・打診・問診」を作業として「流して行く」事に終始してしまうのが、辛い所です。遅くならない程度で「問診」に「現病歴(現在の受診内容や診察内容)・既往歴(かつて診察を受けた疾患)・家族歴(家族に生じた話題になった疾患)」を聞き出しています。としますと必ず在ります「診断医のコメント」に大切なコメントが記載できます。患者さんは企業健診であれば「健康」を確定して欲しいと考えて居られますし、依頼のあった事業主の立場でも「自分の事業所の職員の有病率(何らかの疾患を有している事)を下げたい」ために、「診断医のコメント」にあまり病名や異常を記載されたくない事は理解できます。しかし依頼を受けた責任ある医師の立場であれば検診バイト医であってもある程度「コメント」するべきだと思います。私は検診バイト医の判断を後日書面で受け取り、詳細を検討しその後事業主に有病内容や再診を促す職員の選出、有病率の算出をおこなうので、その立場からすると「検診バイトの先生方、そう少し厳しく判断すべきだよ。むしろ判断が粗すぎるかも知れないよ。」と感じます。

 学校健診も体験しましたが、企業健診と同じ様にそれぞれの分野を医師会から選定された開業医の先生方が、学校に出向いて診察し、問題になる疾患を検出・指摘し「検診用紙」を作成し該当する学生学童に用紙を渡し、近医で詳細診察を受診させる訳です。つまり企業健診の結果を受けて再検査まで確実に職員に受診させるシステムを義務化しているのです。しかし多くの場合「疑わしきは罰する」傾向があり、耳鼻科等では特には大きな問題が無い状況も「精密検査対象状態」と判別される傾向があるようです。眼科に関しては量としての「視力検査」ですので、一回限りの視力検査が全ての結果になり、当日の状況で「精密検査対象状態」に至ります。その為より一層「特に問題無し」となるお子さんと、「より一層視力が悪かった」と気分的に転落するようなお子さんの大きく2パターンに分かれます。他に「結膜炎関係」に関しては、耳鼻科関係と同じく、「疑わしきは罰する」傾向があります。プールの授業に問題が無いかどうかの結論を出す必要があるので、この時期に集中しているのでしょう。学校健診の方が健康の確認・確定に関しては、企業健診よりも追跡受診まで結果提出をさせるので、有意義と考えます。

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