耳鳴り・めまい

 5月末より「耳鳴り・めまい」の患者さんが急増しています。明らかに気圧変動性障害による障害です。

 特に虚弱体質気味の女性に顕著です。平熱が35度を切るような、また身長に対する体重があまりに軽すぎる‘痩せすぎ’な、更に元々低血圧で起床時に起立性低血圧で起き上がりにくい女性は元より、意外と閉経後急激に体重が増加し血圧が急激に高くなって高脂血症に急速に苛まれて悩みが尽きない女性に目立つ傾向があります。見た目とは違い「風邪をひき易い」「他人の評価が大変気になって内向きになりやすい」「家族や周囲から常に健康に留意するように指摘され辟易している」等虚弱な体質・精神状態の小太り女性の受診が目立ちます。中々知人にも言い出せなくて、このブログやネット検索で当院に来院されます。一言申し上げますが、「頼って来ました」とよくよく仰いますが、私がまるで「以心伝心で何でも分かってくれる」かの様な錯覚を為さっておられる方も随分いらっしゃるので、一部の患者さんは受付の時点で「ご遠慮」している事もお分かり下さい。つまり「視認性障害による耳鳴り・めまい」も多いのです。つまり幾つかのキーワードで判明しますが、公には私としても申し上げにくい言葉を幾つか患者さんに投げかけざるを負えず、かなりの割合で気分を害されますので、ブログであってもご遠慮申し上げます。しかし事態を説明し適切に「心療内科」か「精神科」への受診を早々にお勧めし、当院での無駄な受診と診察料金を回避して頂いて居ります。一方では問診診察途中で判明する症例もあり、直ちに紹介状を作成し不要な検査診察を切り上げて早々に当日の診察時間中に間に合う様に紹介状を作成し御紹介するように致しております。

 心因性疾患は皆さんどなたも掛り得るのです。特に社会問題になっている「鬱(うつ)」は産業医活動を行っているので、常に直面します。皆さん「どうして私が・・・」といった驚きの表情を浮かべられますが、その表情が生じている間は早々に回復する状態であると言えます。ご自身が否定しだしたり、認識の水準が不確かになり出すと入院治療に至る確率が急速に上昇します。その発見のきっかけが「耳鳴り・めまい」の発症である事も記憶に留めて頂き、自分と周囲の方々に関心を持って接して頂きますと重症化を回避できるかと、考えます。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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