意外な患者さん
月末から「春の花粉症」大爆発で、予約診療が時間通り出来ず、わざわざ予約をして頂いた患者さんをお待たせして居ります。予約優先の原則は遵守しておりますが、それでも追い付かない状況です。金土日曜日と火曜日(休診日前日)当日飛び込みの患者さんは大変厳しい状況で、待ち時間1時間は最低限かかるとご理解下さい。
ところで、眼科耳鼻科アレルギー科以外に意外な患者さんが来られる事があり、より混乱し診察時間が掛っております。この1カ月で「脳梗塞3件、肺癌1件、睡眠時無呼吸症候群4件、細菌性肺炎4件、好酸球性肺炎・過敏性肺炎2件、心不全による呼吸障害1件」等を周辺の病院や大学病院・大阪市内の総合病院へ紹介し「確定診断」が付いただけの件数です。その他「精査中」が4件おられます。
中でも「最近視力が急に落ちた。白内障か緑内障かもしれないので、精査希望」で来院されて方と、「頭痛を伴わない、何とも不思議な浮遊感を主とする目まい」で来院された患者さん方が「脳梗塞」でした。今年の寒さは異常ですので、脳血管障害は頻発するとは予想していましたが、全ての患者さん単独で歩行し、平然と待合で受付・問診記載をされて居られましたので、診察を始めてからビックリでした。瞳孔の光への反応や神経反射・運動等と眼科検診、眩暈の検査で異常が浮かび上がり直ちに脳外科へ紹介としましたが、やはり紹介先の病院主治医先生方からの「確定診断」が届くまでは、「はたして自分の診断は正しかったのか、騒ぎ過ぎたのか。」と不安でした。結果大きな障害は無く、かつ既に慢性化して居り経過観察しか無い症例など大事になった患者さんは居られなかったのが、幸いでした。逆に軽症の方は良いのですが、慢性化して居られた患者さんは問題です。かつて早々に診断できた可能性が有ったのですから。
その後当院への通院は今の処ありませんが、患者さんの言う「最近見難くなった」の「最近」が既に半年以上経過していた方々が、「経過観察」と「抗血栓療法・高血圧治療・脂質異常治療」を開始されたとの紹介病院からの「御返信」でした。つまり「慢性成人病」であり、発見の機会を逸していたという事です。高齢者の方へ、今大変混雑していますが、一度「万が一」を疑って診察に御出で下さい、その際は「ご予約」を勧めます。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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