先手必勝!

 花粉症が本格的に始まりつつあり、今年は明らかに短期で重症化すると予想されます。

しかもインフルエンザはなかなか消退しない状況で、大変な対策を要すると予測しています。

 驚異の極冷の中、インフルエンザA型は以外にも高熱に至らない症例が多発し、

B型は単なる風邪の様な取り扱いを受けて重症化している症例が多く、大阪辺りでは

かつての新型インフルエンザ(H1N1型)に遭遇し通常のインフルエンザ・チェッカーでは

判別できないので症状から判断している症例が多い様です。

 

 例年スギ・ヒノキ花粉症で「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目の痒み」を主症状としながらも、

他に気管支喘息やアトピー性皮膚炎の増悪を合併される患者さん以外に、初発症状が

風邪類似症状(全身倦怠・咳・喉症状・発熱・関節痛等)である患者さんも多くいます。

この様な患者さんからの「実際何時から治療したら良いのか。」という問い合わせと受診が多く、

私としても判断しきれない状態が続いています。おそらくはやや暖かい日が数日(2~3日)

続いたら、花粉症に突入すると考えられます。しかし今年は直ぐに大変厳しい極寒に

戻りますので、治療のタイミング・継続が判断できないのです。出来れば、一度花粉症状が

開始した場合は継続治療をなさる方が後々賢明であると思います。安直に内服点眼を

切ったままにしていて、油断していると急に本来の状況に突入し、予防にはならない事に

なるからです。

 

 しかし寒暖差が酷い場合、スギ・ヒノキは本来の生命活動を遂行する為に「今年は条件が

悪い。だから少しでも暖かくなったら一気に花粉を飛散させないと従分しない。」と

反応しますので、短期間にとんでもない花粉の飛散量になるかと想像します。短期間で一気に

重症化しますから、治療内容は重症対策になります。なかなか後を引く事になりそうですから、

対策には先手必勝で望まれる事をお勧めします。なお極端に重症化しますととんでもない

薬剤の使用しか方法が残って居りませんので、患者さんもその点重々ご認識の程、

お願いします。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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