春の花粉
ようやく秋の花粉症が終息しました。
今年は去年以上に大型台風による低気圧の居座りによる秋の花粉症の発症の遅れが
目立ちました。こんな場合の翌年の春の花粉は思いの外早くから発症しがちです。
春の花粉は「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり」と「目の痒み」が主体ですが、当院の患者さんの
自覚症状の統計では、以下の症状の合併が目立ちます。
・体全体が痒い・赤く腫れる
・咳が出る。多くは寝入りばなと起床時に集中する。
・微熱気味で全身倦怠が辛い。
・頭痛・眼痛が時々ある。大抵は晴れの日に見られる。
・めまい・耳鳴りを伴う。
・アトピー性皮膚炎が急激に悪化する。
・集中力に欠ける。何をしても、疲れる。
という全身症状を伴う症状の合併が多いです。
内科受診で「風邪の治療」や「痛み止めの処方」や「解熱鎮痛剤を処方された」という症例が
なかなか改善しないので来院したというエピソードが多々見られます。耳鼻科にて「副鼻腔炎の
治療」や「難聴は無いが、内耳径の障害として治療」されたりしている事も多く、一時的には
改善するも数日後症状悪化で当院紹介受診される症例も多いです。
皮膚科でアトピー性皮膚炎の加療を中心に受けた患者さんは比較的経過が良好です。
アレルギーの治療に遷延しているから当然ですが、鼻・目の各症状の増悪で当院に
紹介される事が中心です。典型的花粉症症状に加え、問診で出来るだけ症状を詳細に
聞き出す事で治療の焦点の起き方を工夫する事は出来ます。やはり問診が何より大事です。
皆さんも事前にホームページの問診表をプリント・アウトして頂き、詳細の記載を為さって
頂きますと当院受診時対策が明確化出来ると思います。御協力下さい。宜しくお願いします。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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