アトピー性皮膚炎

 気圧変動にこれ程悩まされた経験も少ない今日この頃、アトピー性皮膚炎に意外な変化が

出現しています。アトピー性皮膚炎自体は治療で安定しているのですが、そこへ「ヘルペス

(帯状疱疹)」や「真菌(カビ:水虫)」が静かに合併している患者さんの来院が多いです。

 それまで皮膚科で長年同じ薬を処方されており、良くも悪くも「安定」していた方が、何故か

本年の夏の終わりから「最初は微妙に痒いだけであったが、その内赤く腫れて広がり出し、

頬や頭皮・腹部や背中・腕や大腿周囲が赤く腫れ上がり一部は膿み出した。」と言う事で

紹介等で来院される方が見られます。アトピー性皮膚炎の治療に於いて「発汗対策」を

十分講じて来られなかった様です。

患者さんにはステロイドの使用を我慢しできるだけ避けて貰い、対象に対し「抗ウィルス剤・

抗菌剤」を投与し、同じ内容で「軟膏」を処方しています。

 しかしその前に、障害の著しい部位は当然、未だ増悪していない部位に対しても「保湿」を

積極的に十二分に行って貰っています。これにより比較的症状の改善が緩やかにかつ早急に

可能です。

 

  しかし当院は以前から申しております通り「皮膚科標榜はしておりません」ので、ある程度の

状態になりましたら、「ヘルペス感染」や「真菌感染」につきましては総合病院の

皮膚科専門医に紹介して居ります。アトピー性皮膚炎の加療は「アレルギー科」として

継続可能です。しかし、大学病院勤務の頃から、経験して居りましたが、稀に難治性の

ヘルペス・真菌症と診断され皮膚科通院されていて、治癒に至らない為に相当時間が

経過してから病院皮膚科外来に紹介されて「諸々の癌の皮膚症状」であった事が

多かったのです。

 

 皮膚科は診断が難しいです。救急救命勤務時交通外傷や脳外科障害のグループであり、

かつ形成外科と共に熱傷の皮膚移植や外傷の再建を行って来ました。その際共に手術の

手助けと言う事で参加した「癌摘出と再建術」に於いて、先程の様な事柄を度々眼にしました。

そのため私は、「皮膚科は如何に難しいか。専門家でも診断を付けにくい。」という事を

体験しました。

患者さんも症状を的確に判断し、「これまでとは違う」場合、早々に主治医と相談し、

必要時総合病院の皮膚科に紹介して貰う様希望される様為さってみては如何でしょうか。

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