塩素による障害

2週前頃から急増して居ますが、「ある程度のアトピー性皮膚炎症状と鼻水が止まらない」と

いう小中高校生が来院されて居ます。他に「眼が痒い・時に痛い、喉が痒い・時に痛い、

他下痢・便秘・全身倦怠・頭痛等」も訴えられて来られます。

 

 小児科・内科で「風邪」の治療をされても、良くならない、その内「ある程度のアトピー性

皮膚炎症状と鼻水が止まらない」という症状が顕著化してきて当院に来院されて来られた

患者さんが多いのです。よくよく問診してみると「プール授業が始まった」と言う事が、

共通して居ました。推測されるのは「消毒剤、特に塩素による障害」でしょう。産業医をして

居ましたが、事業所で塩素素材を取り扱いされる現場では、「眼が痒い・時に痛い、

喉が痒い・時に痛い、他下痢・便秘・全身倦怠・頭痛等」と「ある程度のアトピー性皮膚炎症状と

鼻水が止まらない」と言った刺激性皮膚障害や吸引後の呼吸器症状と頭痛等を訴える事が

多いです。

かつてこの様な症状を苦情として訴えられる事が多く、学校のプールやスポーツクラブ等での

消毒剤の使用を法規定ぎりぎりに設定して居た時期が長かったのですが、昨今の感染症対策に

あいまってかつて苦情が頻発して居た頃の濃度にまで塩素の使用量を増やしている施設が

増加しているからでしょう。

 

 対策は「水に入る前と出た後共に、十分にシャワーを浴びておく事」と「着替える前に

スキンケアを適切に行う事」が、望ましいです。市販のクリーム等でも構いませんが、

入る前はきれいにシャワーの水で洗い流して下さい。でないとプールの水が化粧品等で

汚れますから。礼儀です。出てからが大切です。単純な保湿と皮膚の保護を行う事で発症が

回避できます。発症しても軽減は出来ますし、治癒も目指せます。6月以降酷くなっている

UVカット対策と同じく、「予防ケア」が肝心です。当院では単純な処方で、かなりの満足を得て

居ります。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL