気圧変動性障害
今年は梅雨の花粉(イネ・ヨモギ系)よりも、気圧変動型アトピー・喘息が強烈です。
自律神経障害全般を示し、内科で「よく分からない」と言われて、たまたま来院されて
「おそらくアレルギー関係」と判断した患者さんが沢山居られます。
多くは「かつて小児喘息や小児アトピー、蕁麻疹等があったが、大人になるにつれ
何時の間にか起こらなくなった」という経歴を問診で聞かれました。
同じく「例年とは違い、梅雨時期は何も無かったが、春や秋に花粉症は体験して居る」という
従来型の患者さんが多いです。
しかし「アレルギー体質とはこれまで一度も言われた事が無いし、症状も体験して居ない。
急に起こるものか」という訴えも、多々見られました。確かに年々「アレルギー患者」が
増加して居ますが、孤発性の患者さんがこれまで多発したのは私の体験上初めてでした。
しかも「めまい・耳鳴り・転倒し易い・全身倦怠・喉の痛み・微熱・睡眠障害」等
様々な副症状を沢山うかがいます。
実は私が府立医大の研究室で良く調べて居た「慢性疲労症候群」に類似して居ます。
根本的に前述の症状等が半年以上継続し、ヘルペス等の検出等も検査しませんと
判定できませんが、今後も経過観察を要する事になるかも知れません。
これまで「気圧変動性障害」が原因と感じて居ましたが、はたしてそうなのか、
分からなく成って居ます。
採血等でも明らかな変化が見られない患者さんが多いので、今後一層丁寧に
経過観察を要するものと思います。ちなみに「慢性疲労症候群」は治療法が
完全確定していませんので、患者さんも大変辛いところです。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。