めまい・耳鳴り
今週は、「めまい・耳鳴り」で来院される患者さんが急増して居ました。
確かに気候変動による、自律神経障害の影響は大きいでしょうが、それ以上に
「治療しても治らない」という理由での受診が目立ちました。
既に複数の耳鼻科・内科・神経内科・脳神経外科を受診された果てに、当院に受診された方に
共通するのは「今年は例年に無く、ぐったりして居て、活動出来ないで困っている。」
という事です。
小脳障害が否定された患者さんは、3D平衡機能検査を施行しますが、
特徴的な「眼振(勝手に頭の動きに反応して目が一定方向へ動き、中央へ戻り
またある方向へ動き中央へ戻るという眼球の運動:不随意の誘発運動)」は見られない症例が
多く、難聴も全く伴わない事が多い症例が殆どです。意外と心因性の障害であったり、
睡眠障害・睡眠の内容が不良であったり、女性は性周期の変動が予想されたりと、
耳鼻科・脳神経外科では判定し難い原因が多かったかも知れません。
治療が始まったばかりなので、当院でも責任を持てませんので、言明は避けますが、
「一般的なめまいの治療に抵抗性」のめまい症例は、全く違った問診を心掛けて居ます。
中には、高血圧の治療を放置しての「高血圧による血管拍動性障害:めまい」の症例も
数例居られました。高齢者ではなく、全例40から50歳までの男性で、特にこれまで
無症状であった方ばかりでした。紹介状をそれぞれお渡しし、高血圧とその他成人病的検査を
お願いして居ります。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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