低気圧誘発性障害
先日記載した「流行性角結膜炎」と共に、気圧変動性の「耳鳴り・めまい・難聴」が
急増しています。
「イネ系(ハルガヤ・カモガヤ)とヨモギ系」の梅雨時花粉症はかなりの受診者が居られます。
同じく「低気圧誘発性障害(耳鳴り・めまい・難聴)」にアレルギー性鼻炎を合併した症例も
ほぼ同数受診されて居ます。
女性が多いですが、男性の患者さんはかなり症状が重い傾向にあります。
いわゆる「メニエル氏病」と「アレルギー性鼻炎」の合併状態ですが、「自律神経失調」を
前提とした発症と言えます。
よって「メニエル氏病」の治療と「抗アレルギー剤」を使用して症状の軽減と改善を図って居ます。
一部には「自律神経失調」症状より「心因性障害」が発症して居る場合も在り、
「一部のうつ症状改善剤や抗うつ剤」を少量加えて警戒を図って居ます。「心因性障害」が
重度な場合は、必ず当院で加療する前に「心療内科」に紹介受診して頂き、
心療内科からの方向性を受けて当院で加療して居ります。
気圧変動性視認性疾患は大変多いですし、特殊な疾患ではありません。
むしろ早く心療内科を受診し加療すれば、何ら問題が在りません。
眼科・耳鼻科の領域を少々逸脱しますが、かつての救命救急医時代の経験で「問診」から
判断できる症例は思いの外多いです。先ずは放置せず、早めの受診を心掛けて下さい。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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