流行性角結膜炎

ここ2週間、流行性角結膜炎(いわゆる’はやり目‘)の症例が増加して居ります。問題なのは「はやり目って何?」と尋ねて来る父兄が多いのに、驚かされています。

 学校保健法で言う「暫く登校禁止」という感染症です。他に眼科的には「プール熱・アポロ熱(急性出血性結膜炎)」がありますが、流行性角結膜炎が一番有名です。現在当院では先ず「前眼部検査」を行い、必要時「アデノ・ウイルス・チェッカー」で判定しています。この様な判定器具では、インフルエンザ・ウイルス・チェッカーと同じく擬陽性率は10%以上ありますので必ずしも確実とは言えません。しかし医師の見立てだけでは不十分かつ不確実ですから、測定器具の併用は意味があると思います。潜伏期間が2週間程度と永いので、受診時診断確定までに他人への感染を生じている事は必至です。また治癒まで1から2週間を要しますので、通勤・通学は御法度になります。その間感染者は「歩く感染源」として他者へのいい迷惑になります。つまり先程の「そんなに大変なの・保育園が駄目なんて無理・生活が掛ってるから見逃して(実際居ました)」等の言動を平然と行う父兄が多々存在する今日は、何とも恐ろしいとしか言いようがありません。

 父兄の知識の欠如は如何ともし難いのは分かりますが、解説中いきなり「どうしてこの子が、そんな病気なわけ。いい加減にして。」等と言い掛かりをつけて来る父兄には、悲しみが込み上げてきます。私は、「この子に、これからどんな災難が降りかかるのか想像に難くない。生まれおちた親が愚かである為に、君は多くの物を得る事無く、その人生を気の毒なまま終えるのであろう。」と診療中によく思います。子供には罪は在りません、無知な親が問題なのです。社会の問題でしょうか、その親の家計の問題が主たる問題であると思います。皆さんも「子供に恥をかかせない父兄」たらん事を切に望みます。

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