検診表

学校の健診用紙をお持ちになるお子さんが後をたちません。

当院受診時にはなるべく「過去の病歴・治療受診歴と現在の病歴(現病歴)」の

詳細を問診表に御記載下さい。問診表はホームページからもプリントアウト出来ますし、

受診前に当院受付でお申し出下されば差し上げますので、後日受診時に

御提出下さいます様お願します。

 

 学校校医先生の診断により受診を促される訳ですが、多くの場合対象となる

お子さんの過去の状態を十分把握されてはいません。ましてや検診時点での

診断」だけですから、現病歴も各自は把握しきれては居ないと考えられます。

失礼ながら「問診の詳細検討時間を学校健診では十分に与えられてはいません。

このため私が根掘り葉掘り問診をしますと「そういえばこんな事もあった・・・」とか

「あんな事もあった・・・」と御父兄の方が、遠い目をして話し出す事が多々あります。

当然検診表の内容を基に私は想定される事柄を本人と父兄に尋ねて居るので、

「こんな事もあった・・・」や「あんな事もあった・・・」は経験していて至極当然です。

よって「こんな事もあった・・・」や「あんな事もあった・・・」お子さんは診断が付きやすく、

治療もし易いのです。一方「こんな事もなかった・・・」や「あんな事もなかった・・・」

お子さんは大変なのです。突発性の発症であれば直ぐには「検診表」に

返答できない事も在ります。

 

当院では視力低下を認める場合でも、現在のメガネの部品不備だけであった場合に

作成されたメガネ屋さんに修理依頼をして、全く問題が無くなったという事も

少なくないので、「検診表」を暫くお預かりする事も在ります。

何よりも本人の側には問題が無いのですから、一安心ですし、問題の解決法も判るので、

次回からの注意を払うべきポイントも判明するのでご父兄も納得されます。

 

耳鼻科的治療も同じで、「季節性花粉症による鼻症状」と「慢性の鼻炎」では

治療内容と治療期間も大きく変わりますから、本人と父兄に説明すべき内容は

大きく変わります。これも問診をきちんと行えば、相当明快に成ります。

 学校からの提出物を「仕方が無いから受診して居る」というご父兄方が多々居られますが、

基本的思考を変えられる事をお勧めします。学校保健法は「修学時点での問題提起と

その解決」は勿論、「日本国国民としての将来への健康の獲得とその保全の

権利と義務」の為に「検診表」の受診とその後の提出義務が在るのです。

お子さんの将来を保証し得るかどうか、のきっかけに過ぎないと言う事を

軽んじ無い様に為さって下さい。

 

 

眼科の問診票 印刷はこちら(PDF形式)>>

耳鼻咽喉科の問診票 印刷はこちら(PDF形式)>>

アレルギー科の問診票 印刷はこちら(PDF形式)>>

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