「イネ系」アレルギー
ヒノキの花粉症が下火になりつつあるにも拘らず、来年よりもやや早く
「イネ系」アレルギーが始まりました。
中国での新型鳥インフルエンザがジワジワと拡大して行く恐怖の中、当院では
「イネ系アレルギー・花粉症」が出現して居ります。印象としては、「スギ・ヒノキ」という
メジャー所に比べて色々な症状が先行する事が在ります。
特に「微熱と頭痛」が「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」よりも約1週間程度先行する
イメージが在ります。また時に「体の大きな関節の違和感や痛み(節々が痛い)・
全身倦怠・皮膚の乾燥感や目鼻口の渇きと違和感・やや下痢気味」と言った
風邪によるカタル症状を呈する患者さんが居られます。
アレルギーはまさに免疫機能の暴走ですから、風邪は細菌由来であろうとも
ウイルス由来であろうとも免疫防衛状態を指しますから、初期症状は同じになっても
おかしくありませんしむしろ当然と言えます。
多くの患者さんが「風邪と思って内科で治療していたが、治らず、その内鼻の
三大症状が出てきて受診した」というエピソードをお持ちになる事と相関して居ます。
全ての患者さんが、カタル症状=花粉症状(特にイネ科)とは言えませんが、
この時期は先ず疑って頂いても良いかと思います。
追加ですが、「ヨモギ」の花粉も同じ様な症状を呈する傾向にある様に私は感じています。
よって5月連休明けから7月上旬頃までの三大症状プラスαを呈するアレルギーは
「イネ系・ヨモギ」花粉かも知れません。
なお治療は「スギ・ヒノキ」対策とさほど変わりませんが、カタル症状が強い場合
少し時間をかけて「消炎(炎症症状=微熱と頭痛・体の大きな関節の違和感や
痛み(節々が痛い)・全身倦怠・皮膚の乾燥感や目鼻口の渇きと違和感・
やや下痢気味等)の改善」を行う事が多いです。
昨年はステロイドの内服は殆ど行わないで改善していた様です。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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