現役の病人からの一言
メガネ処方とアレルギー関係の治療で毎日忙殺されています。
その中で「加齢性黄班変性症」や「緑内障」、「成人病による眼底変化」に
関する治療とご相談が多いです。
ご存じの通り、現在「加齢性黄班変性症」は京都大学IPS細胞研究施設と
元々の眼科学教室が中心と成り、兵庫県の理化学研究所(他にも沢山点在して居ます)で
治験が始まりました。順当に行けば、10年内に臨床適用になるでしょう。
しかし高齢の患者さんには時間がございませんので、今現在をどう乗り切るかが、問題です。
「緑内障・成人病疾患合併の眼底変化」等もまさに今現在の克服を第一課題として居ます。
これらは人類が「長寿になった事による弊害」です。完全に無くなる事は今後も無いでしょう。
しかし予防は可能です。網膜光毒性・かつての粗食復活と日常生活での
運動量と質の確保・早期発見と早期治療の着手です。
やはり予防が大事です。私の話は「とどのつまりそれしか無いのか」と言われる事も
有りますが、私自身が早期に3大疾患に罹患してしまいましたので、
毎月「内科(循環器・内分泌・消火器肝臓の3か所)・眼科(涙液減少症・アレルギー)・
皮膚科(アトピー性皮膚炎・薬剤等の障害)」の受診を一日がかりで行って早十数年です。
つまり自分が「予防治療と定期健診」を軽んじていた末路であると自覚しています。
自分の時間は無駄ですし、国費を浪費するバカ者の1人に成り下がってしまい、
かつ世間からは「医者の不養生」と揶揄されても仕方ないのです。
私も「自分がこうしたわけでは無いんだ、言いたい事も沢山ある」のですが、
結果が全てです。言い訳は「惨めで空しい」だけです。
であればきちんと「主治医の指導を守り・自己判断を軽々しくせず・主治医と密に
連絡を取る」様にして居ます。皆さんもご参考に為さって下さい。現役の病人からの一言でした。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。