先ずはメガネ処方!

 新学年を控えての小・中・高・大学合格後のお子さんのメガネ合わせ

今年も増加して居ます。

 

 受験前の半年位で急速に視力低下を訴え出す患者さんが、多いですが、

これは私が医師になった頃からの傾向です。

最近の傾向は、中学進学と同時に使い捨てソフトコンタクトレンズのみの使用を

希望されるお子さんが急増して居ます。メガネを作成する経験が無いまま

コンタクトレンズ装用のみで以後障害を過そうと考え取られるお子さんと

その保護者の方が大勢居ると言う事です。

 

 小児眼科の立場で、申しますと「使用の有無はともかく、何よりも先ず視力矯正の

基本であるメガネ処方を受けて本人がメガネで視力矯正が出来る事を

体験し実感する事」を強く勧めます。メガネは視力矯正の基礎です。

メガネでの視力矯正を本人の脳裏に焼き付けておかないと、一般的視力矯正の

経験が成されないままで成人してしまいます。

この事が、最初から立体視・歪みの無い視力矯正が行える「コンタクトレンズ装用」により

完成してしまうのです。このため角膜障害をコンタクトレンズにより生じてもメガネを

持っていないので裸眼での生活を余儀なくされるのです。備えとしての「メガネ」を

持っていないことの弊害を初めて体験するのです。

そのため、特に使い捨てソフトコンタクトレンズの無理な使用を継続してしまい、

重症角膜障害を引き起こしてしまうのです。

 

 メガネ処方は「眼科の命」です。皆さんもお子さんが大切であるならば、

是非「先ずはメガネ処方」をこの時期、為さって下さい。お願いします。

緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!

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