積極治療・積極予防
先週末は花粉症の患者さんでごった返して居ました。しかし約半数の顧客さんは、
昨年・一昨年の治療と予防についてご理解があり、大変有益な診療でした。
今年は年末からの予防治療来院者が多かったのですが、2月の寒波により
中旬から患者さんが停滞して居ました。しかし先週初めから「スギ花粉の飛散」が始まり、
多くの患者さんが症状発症前に来院され出しました。当院通院歴の有る患者さんは、
問診にて「昨年の今頃とどの様な差があるか、一昨年と比較しどの様に自分自身
感じているか」を明確に答えて居られました。私の診察と処置は、大変明確に成り
「昨年・一昨年との際に対し増量・強化するか、減量・軽減するか」を判断しやすくなっています。
また顧客さんも「薬が軽くできるならば、ある程度早めに再診するので、
○○日分をくれないか。」とご本人の要望と計画治療をなさる傾向にあります。
アレルギー治療の基礎は「己を知り、相手(=アレルゲン)を知れば、
必ず勝てる(荘子より)」にあります。いくら医師が奮闘努力しても、患者さんが
治療参加されないならば当然治り様が在りません。当院での積極治療・積極予防の
考え方・診療方針が浸透して来た事を証明しつつあります。
自分が毎年「花粉症」によりアトピー性皮膚炎が増悪し、かつ気管支喘息も
発症する事が多いので、予防治療を知人の耳鼻咽喉科医・皮膚科医・眼科医に
治療を受けています。今年は1月上旬には治療始めましたが、2月下旬から
「喘息と呼吸障害」が強く、内服と吸入薬の強化を受けた所でした。
受診された患者さんも「喉の痛みと違和感・痰がからみ切れない・呼吸障害で
辛い」という症状が、例年と違い初めて生じて居られる方が急増中です。
「花粉症なんてどうせ治らない、仕方ない。我慢するか。」という方や
「花粉症は耳鼻科にかかっても待たされてもすっきり治らないし、医療費がかかり過ぎる。
売薬で凌ぐのが一番だ。」という方が多々居られます。事情は有るでしょうが、
発症の兆候があれば「きちんと適切な治療を受け、主治医から今期は治療終了と
宣言される」までは通院・治療される事が一番望ましいと思います。
緑内障・白内障・黄斑変性症から風邪・花粉症・ぜんそくまで、兵庫県川西市の眼科・アレルギー科藤原医院へ!
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